【紹介試走】DAIHATSU Tanto(タント)

2019.8.19

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約1年ほど前、ダイハツの軽乗用車ミラ トコットを紹介し、女性をターゲットとしたモデルながら「オジさん」が乗ってもいいんじゃないかとオススメをした。
最近のダイハツの軽乗用車は、機能性やデザインにこだわりターゲットを明確にしながらも、サブターゲットを掲げ、ジェンダーレス、エージレスに使えるモデルをリリースしている。
子育て世代以外には受け入れられにくいのでは? と思われているタントも、そんなモデルに仕上がっていた。

文章:吉田直志
 

子育て世代、子育て卒業世代、そしてオジさんにも!

ご存知の通りタントは、キャビンスペースの広さと使い勝手を特徴としたスーパーハイトワゴンフォルムと、助手席側ドアにセンターピラーレスによる利便性を特徴とし、子育て世代の女性や、ファミリーが求める性能にあふれた、ダイハツの軽乗用車を代表するモデルだ。
 
今年7月にデビューを果たした4世代目モデルの開発コンセプトは、すべての世代に向けた新時代のライフパートナーとし、タントらしさはそのままに、これまでになかった、欲しかった利便性や安全性をさらにプラスしている。
 
ハードウェアには、DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)と呼ばれる新プラットフォーム(コンセプト)を採用し、ボディーはもちろん、シャシー、パワーユニット、パッケージングなど、ほとんどを一新。最新技術を採用した先進安全装備は、全車速追従機能付きACC、レーンキープコントロールといった機能をプラスし、まさにアドバンテージだらけの内容となっている。
 

その走りは、タントらしさを残しながらも、新しいタントらしさをプラスしたものだ

これまでのタントに表現されていた、ゆったりとしたサスペンションストローク感による快適性はそのままに、ハンドリングにしっかり感を与えている。意外と思われるかもしれないが、コーナリングではタイヤが踏ん張ってくれるため、姿勢を崩すことなく、つまり乗員に不安を感じさせるようなことなく駆け抜けていってしまうほど。
 
エンジンはNAとターボが用意されるが、フラットなトルク特性によって、普段遣いならばNAで十分さを感じさせてくれるポテンシャルを持つ。
 
一方のターボは、コンパクト乗用車的なパワーを望む人向けといった仕立てで、パンチよりも全域でのトルクアップがとても印象的。まさにストレスフリーを楽しめる仕上がりで、高速道路や長距離を走る機会が多いユーザー向けだと感じた。
 

そして、装備にも驚きが多くあった

まずはミラクルウォークスルーパッケージだ。これはドライバーズシートを最大540mmスライドできる機能(車両停止時)で、前後席でのウォークスルーや、ドライバーズシートで寛ぐことなどを可能としたもの。
 
さらに、助手席ドアのイージークローザー、スライドドアのロックを予約できるタッチ&ゴーロックといった軽乗用車初の機能も採用。
 
パッケージングもフロア高を先代よりも16mm下げ視界にもこだわるなど、女性やファミリーはもちろん誰が乗っても使い勝手に優れ、安心・快適を感じさせてくれるモデルとなっていた。
 
そして新型タントは、昨年紹介したミラ トコット同様に「オジさん」にもオススメできるモデルだ。オジさんひとりにこれだけのキャビンスペースが必要か、と思われるかもしれないが、ふと独りになりたい時、タントは最適な1台ともいえる。
 
レジャーや趣味に使えることはもちろんだが、ミラクルウォークスルーパッケージを活用して運転席を最後部までスライドさせ、そして、運転席を目一杯リクライニングさせ、ディーラーオプションのアルパインプレミアムサウンドシステム(約10万円)と、12.8インチ後席モニターによる音と映像に酔いしれるなんてことも可能なのだ。
 
クールさを極めたカスタムシリーズを含め、新型タントには、まさに「オジさん」が選びたくなる魅惑に溢れている。

 

レギュラーモデルとなるタント(写真:左)は素を磨いたスタイルを、タントカスタム(写真:右)は洗練と上質を追求したエクステリアデザインを採用。LEDランプを用いた表情もそれぞれに特徴的。

 

世界初を謳う「540mmスライド」を可能とした運転席ロングスライドシート。これによって前後でのウォークスルーを可能とし、さらに運転席に座ったままで、リアシートにいる子供をあやすこともできる。

 

 

 

タントを代表するアイテム、ミラクルオープンドアをもちろん採用。センター(B)ピラーをドア部に内蔵することで、大開口部を実現し、優れた乗降性を提供してくれる。

 

 

日本初となる複数回点火システム(マルチスパーク)、燃料噴射にこだわった改良型ユニットを搭載。ターボにおいては全回転域でのトルクアップを果たし、最大トルク100Nmを実現。

 

 

レギュラーモデル(写真:左)とカスタム(写真:右)では、リアバンパーの造形のほか、コンビネーションランプの表現が異なる。レギュラーモデルのホイールはすべてスチール+カバータイプとなる。

 

これまでの福祉車両へのアプローチを大きく変え、誰もが気軽に乗れる身近な存在としたことも新型タントのトピック。そもそも乗降性に優れているタントだが、アシストグリップやオートステップをディーラオプションとして設定しており、高齢者や障害者の乗降をさらにアシストすることもイージーとしている。

 

 

タント公式サイト

https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/