【紹介/試走】キャデラック・エスカレード

2014.11.7

  • rokky01_イメージ
    • プレミアムSUV
    • アメリカ車
  • 今回紹介するキャデラック・エスカレードは、アメリカのラグジュアリィブランドであるキャデラックのSUVフラッグシップに位置づけられるモデルだ。 プレミアムを謳うヨーロッパSUVが多い中、その新型モデルは、 キャデラックらしさ、そしてアメリカンSUVらしさを極めていた。 (文章:吉田直志/写真:佐久間 清人)


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キャデラックのSUVと聞くと、高級乗用車のプラットフォームをベースにしたモデルを想像されるかもしれないが、実はラダーフレームを採用した本格的オフローダーをベースとしたモデルだ。ゆえにいくらキャデラックとはいえども、過去のモデルにおいては、ラグジュアリィといった面で少々の物足りなさがあったのも事実。しかし、今回紹介する最新モデルは、そのウィークポイントのすべてを払拭し、キャデラックらしいラグジュアリィテイストを存分に表現している。

 

パッケージは、これまでと変わらず、サードシートを備えつつ、セカンドシートをキャプテンタイプとした7名乗車(8名乗車モデルもある)で、快適性に繋がるラグジュアリィテイストをキャビンに演出している。インパネは、SUV的というよりはもはや高級乗用車流に仕立てられており、装備面でもリアゲート、サードシートに至るまで電動式を採用するほど。

 

エンジンは、旧世代からのキャリーオーバーとなるV8/6.2 Lだが、排気量から想像されるパワフルさだけではなく、ジェントルな吹け上がり感や低燃費性を手に入れており、今に満足できる性能に仕上げてある。サスペンションはフロントに独立懸架式を採用するが、リアはコイルリジッド式。高級車とは縁遠い形式と思われるかもしれないが、マグネティックライドコントロールと呼ばれる減衰力可変式ダンパーにより、快適性とスポーティさをハイバランスさせている。22インチタイヤをはくために、その乗り味には少々のコトコト感が存在するものの、タイヤの動きをこのサスが上手く抑え込んでおり、フラットライド感を作り上げている。

 

乗り心地はSUVらしいゆったり感の中に、キャデラックらしい心地よい快適さがあふれている。エンジンもパワフルさだけを誇るのではなく、不快な加速を感じさせることなく、まさにスッーと加速していくそんなフィーリングを特徴としており、ラグジュアリィモデルたるフィーリングがある。

 

もちろんイマドキの先進安全装備を採用し、さらにはBOSEのアクティブノイズキャンセレーションを用いて静粛性を極めるなど、雰囲気だけのラグジュアリィモデルとは異なる、本質たる高級感を作り上げていることもポイント。そう、それはジェントルと表現できるものであり、まさにキャデラックらしさそのものでもある。

 

rokky03_フロント73

アメリカンフルサイズSUVで、そのボディサイズは全長5170mm、全幅2040mm、全高1889mm。品のあるラグジュアリィテイストをデザインしている。

 

rokky04_リア73

直線と面の張りを効果的にデザインに落とし込んだフォルムは、キャデラックらしさそのもの。そこにSUVたる堂々たる雰囲気を表現。ヒッチメンバーはカバーで覆われる。

 

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LEDを採用したヘッドランプユニットを標準装備する。ロービームを外側に5連デザインにて配置し、内側にハイビームを並べている。

 

rokky06_エンジン

V8/6.2Lエンジンは先代モデルよりもパワーアップを果たし、最高出力420ps、最大トルクは63.6kg-mを誇る。気筒休止システムであるアクティブフューエルマネジメントを採用し、燃費性能にも貢献。

 

rokky07_テール

テールランプにもLEDを用いたユニットを採用する。ピラーに沿ってスモール&ストップランプ、その内側にウインカーランプ、そして下部にバックランプを配置。

 

rokky08_インパネ

インパネはSUVテイストたる力強さではなく、乗用車に通じる親しみやすいデザインを採用。取材車両はオプションとなるコナブラウンの本革シートとマット調木目パネルを組み合わせる。

 

rokky09_メーター

メーターはフル液晶によって表示される。速度、回転数といったいわゆる通常のメーターだけではなく、車両情報なども表示することが可能。

 

rokky10_ショック

マグネティックライドシステムは基本的にオートとなるが、その特性を設定することも可能。快適性を求めたツアー、走りを堪能できるスポーツ、の2パターンが用意されている。

 

ROKKY11_シート

(写真:左)フルサイズSUVらしいゆったりとしたサイズ感を特徴とするフロントシート。写真ではサポート部の張り出しが強く見えるもしれないが、実際にはそれを感じることはなく。
(写真:右)キャプテンシートタイプとなるセカンドシートも、フロントシート同様にファーストシートたるテイストを備える。シートサイズはもちろん、足下のゆとりも十分。

 

rokky12_3rdシート

3名乗車となるサードシートは大人が座れるスペースとサイズを確保。ただし、そのポジションは膝を少々持ち上げるようなスタイルとなる。

 

rokky13_黒室内

インテリアカラーは写真のブラック+光沢のある木目パネルがスタンダードとなる。高級車たる雰囲気に、ふさわしい色合いとなっている。

 

rokky14_フラットシート

セカンドシート+サードシートにて、フルフラットを実現したことも最新モデルのアドバンテージ。ラゲッジ部分には小物を収納できるボックスを備えている。

 

rokky15_リアエンタメ

リアエンターテイメントシステムはプレミアムでは標準装備されるが、ラグジュアリィではオプション扱いとなるアイテム。

 

rokky16_ドアハンドル

プレミアムには、ドアハンドルにもLEDによるイルミネーションを採用する。

 

rokky17_ステップ

電動格納式サイドステップをプレミアムにのみオプション設定している。ドアの開閉に連動する。

 

rokky18_ナビ

キャデラックが採用するCUE(キャデラック ユーザー エクスペリエンス)は、スマホライクな操作で、オーディオ再生やハンズフリー通話を実現してくれるシステム。ロッキーでは、このCUEに日本製ナビゲーションの表示を可能としたシステムを開発。