【イベントレポート】富士ヶ嶺オフロードがジムニーに埋め尽くされた!

2019.6.8

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◆主催:ジムニーの集い関西支部
◆開催日:2019年5月4〜5日
◆開催場所:富士ヶ嶺オフロード(山梨県)
◆レポート:水島 仁

 

関西支部が主催した「ジムニーの集い」初の遠征イベント

2016年12月、facebookを通してグループを発足した「ジムニーの集い」。当時はJB系のオーナーだけを対象としたものだったが、次第に輪が拡がりJA系やSJ系オーナーが仲間入り。そして20年ぶりのジムニーフルモデルチェンジを受けて、「ジムニーJB23の集い」から「ジムニーの集い」に改称し、今やfacebookのメンバー数は、2,700名を超える大所帯のグループとなった。
 
そして全国組織を誇る「ジムニーの集い」が、ゴールデンウィークが佳境を迎えた5月4〜5日、国内屈指のオフロードコース「富士ヶ嶺オフロード(山梨県)」でイベントを開催した。
 
このイベントの主催は「関西支部」。たとえば大阪からだと移動距離は約400kmとなるのだが、遠征をしてのイベント開催は、ジムニーの集いでは初の試みだったという。西からの参加者のみならず、関東方面からの参加も多く、80台が富士ヶ嶺オフロードに集まった。
 
それにしても、ジムニーがこれだけ集まると壮快だ。ただ辺りを見渡すだけでも、大地を駆けるジムニーの姿が眼に飛び込んでくる。バリバリの改造車も、ノーマル然としたジムニーも、そして納車されたばかりのJB64・74も一緒になって走っている。
 
高台にあるロックセクションでは、各所でオフローディングが行なわれ、先の一台が走りを終えると「次は私!」と言わんばかりにステアリングを握り、笑いに包まれながら、時には適切な指示が飛び交っていた。いつもはSNS上での会話だった彼らも、仲間とともに走り、語らうことは格別のようだ。参加者たちの表情はとても柔らかく、だれもがこの瞬間を楽しんでいた。
 
上段に掲載したメインカットの撮影では、すべての車両にご参加頂いた。このように80台が並ぶ様は、まるで出荷を待つクルマが集められたポートのよう。運営者たちによる適切な指示のもと、一台ずつ増えていく。それは、グループ発足3年で3,000名にも迫らんとするメンバーが集まった「ジムニーの集い」を象徴しているかのようだった。
 
はつらつとした「ジムニーの集い」には、今勢いがある!

 

富士ヶ嶺が誇る長大なヒルクライムも、ロックセクションも林道も…、ジムニーで埋め尽くされた。初心者とベテランの垣根もなく走りを楽しみ、誰から進められるワケでもなくハードなセクションに挑む姿は、「さすがはジムニー乗り!」と思わせてくれるものだった。

 

ジムニー乗り同士だけあって会話も弾む。オフローディング、カスタマイズパーツのこと、愛車のコンディション…。イベントを迎えるまでは、SNS上だけの繋がりでした、という参加者もいらっしゃったはず。しかし誰もが、旧知の仲を感じさせてくれるような表情だった。

 

家族での参加も多かったイベントだけあって、ジャンケン大会の景品はクルマの部品のみならず、女性や子供たちに向けられたモノも用意されていた。イベントを主催・運営されたスタッフの方々「お疲れ様でした」。