【イベントレポート】JSTCジャパンファイナル

2015.5.20

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japan_メインカット常勝坂本選手ジャパンファイナルを制す!!

LITTLE MONSTER’S DAYと名付けられたイベントは、”アバルト”と”ジムニー”が主役のイベントだ。NATS日本自動車大学校サーキットコースでは、カラフルなアバルト達 が気持ち良さそうに周回していた。そしてサーキットコースに隣接しているオフロード特設コースからは、ジムニーのマフラー音がこだましていた…

 

全国7会場で開催されているJSTC(ジムニースーパートライアルチャンピオンシップ)は、すでに各デビジョンで2015年シリーズ戦がスタートし、熱い戦いが繰り広げられている。
そしてこの日、午前中にはJSTC2015関東デビジョンが開幕戦を迎え、午後からは2014年度JSTCジャパンファイナルが開催された。

 

いつもなら関東近県の選手たちで競い合う関東デビジョンも、この日だけは勝手が違っていた。コースに入るジムニーのナンバープレートは、北海道から四国ま で地域色が豊か。ジャパンファイナル前哨戦と言わんばかりに、各選手達はコースに挑んだ。ぬかるんだ脚もとを確かめるが如く、コンマ一秒でも速くゴールし ようとする走りに、ライバル選手達は常に視線を向けていた。

 

関東デビジョンとは逆走するコース設定のなか、ジャパンファイナルは開催された。一番時計を目指す選手達。それは午前中の走りよりもさらに、アクセルを力強く踏み込んでいるように映る。

 

コース中盤にそびえ立つヒルクライムは、選手達の脚を奪っていった。雨こそ上がっているものの、タイヤのトラクションで土が堀り起こされ、軽快だった走り にブレーキをかけてしまうのだった。抱いていたはずの選手たちのイメージが覆される、コースではそんな光景が幾度となく繰り返されていた。

 

そんなコンディションにひるむ事なくジャパンファイナルを制したのは、中部デビジョン代表坂本選手だった。午前中開催の関東デビジョンに続き、まさに”常勝”と呼ぶに相応しい勝ち方だった。

 

互いの健闘を讃え合う選手達。海を越えて臨んだ選手も、地元からエントリーした選手も、来年またジャパンファイナルの場で競い合うことを約束し、決戦の舞台を後にした。

 

試走も予選もない、一発勝負のJSTCジャパンファイナルは、実力のみならず、勝利の女神にも大きく翻弄される。来年彼の地で開催されるジャパンファイナル勝利を目指し、今、全国各会場では、新たな戦いがスタートしている…

 

japan_メインカット2

japan_表彰

各賞を獲得した選手の皆さん「入賞おめでとうございます!」
ジャパンファイナルに先立ち、2015年関東デビジョン第一戦が午前中に開催。上位入賞を果たした選手たち(写真:上段)。
関東デビジョン当日賞をゲットした皆さん(写真:中段)。
そして、ジャパンファイナル2014上位入賞を果たした選手の皆さん(写真:下段)。

 

japan_その他

「LITLLE MONSTER’S DAY」と銘打たれたイベント(JSTCジャパンファイナルを含む)のもうひとつの主役が、アバルト(ファイアット)だ。学び舎のサーキットコースを気持ちよく加速させながら旋回を続ける参加者たち。

 

JAPAN_じゃんけん

全員参加の「じゃんけん大会」。お父さんだけが遊ぶのではない!! と言わんばかりに、子供や奥さんも参加していた。もちろん景品も豪華。

 

japan_主催者

閉会式では、全国各地のデビジョンを運営している主催者たちが挨拶を行った。今年も北海道から九州まで、全国7会場で開催。すでに2015年の競技は開催されている。

 

japan_下のメイン