【ブリヂストン】タイヤインプレッション:BRIDGESTONE DUELER M/T 674

2016.2.28

    • タイヤ
    • スズキ

オンロード・ポテンシャルも秘めた
本格マッドタイヤ

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LT規格のタイヤということで、ダートはもちろん、ガレ場や岩などハードな路面にも安心して踏み込んでいける。荒々しいブロックパターンがひっかかり効果を生み、林道などのシチュエーションでも力強いトラクションを発揮してくれるのだ。

 

ウェット路でも安心の性能
本当の”オールマイティー”タイヤ

4×4&SUV専用タイヤとしてリリースされている、ブリヂストン「デューラー」シリーズ。そのうち、オフロードに特化したキャラクターを持つのが「デューラーM/T 674」だ。

 

“3D形状パタン”と呼ばれるトレッドパターンは、見た目からしてワイルド。泥濘地や岩場でのタフなポテンシャルを物語るようだ。サイズラインナップも、8種類すべてがLT規格で、同クラスの純正タイヤから履き替えるとなると、ひとまわり大きなタイヤサイズを選ぶことになる。2~3インチ、ほどよくリフトアップ・カスタムを施した4×4に、ジャストマッチしてくれるはずだ。

 

しかし、デューラーM/T 674の魅力はそれだけではない、と語るのは、今回、撮影車両を提供していただいた「オフロードサービ(ORS)タニグチ」開発スタッフの原昌徳さんだ。もちろんORSタニグチといえば、ジムニーのスペシャリスト。デューラーM/T 674には『185/85R16 LT』という、サスカスタムが施されたジムニーにマッチするサイズが用意されている。

 

「タニグチでは”FINEコンピュータ”というスープアップアイテムをリリースしているんですが(記事参照の場合はクリック、パワーアップが著しく、MT(マッドテレーン)系のタイヤでは怖い思いもあったんです。かといってお客様はルックスや、オフロード走行に備えてMTタイヤを履きたがりますし…。そんな悩みを解決してくれたのが、このデューラーM/T 674だったんです」。

 

原さんによれば、どのメーカーのタイヤでも、オフロードやマッドなどにおけるタテ方向のトラクションはしっかり稼がれているという。しかし問題は、オンロードでの横方向。ブロックの応力がしっかりしていないので、ヨレる感じがあるし、それが顕著に出るのが雨の日のウェット路面。実際に、MTタイヤのウェット性能に怖い思いをした人は多いはずだ。

 

「ところがこのデューラーM/T 674は、オンロードの横方向がバツグンに強い。S字の切り返しもハンドリングはしっかりしているし、雨降りのコーナーも、まったく心配がありません」。

 

MTタイヤを履いても、その走行割合はほとんどオンロードというのが実情。デューラーM/T 674なら、普段乗りの安心も、いざという時の走破力も、”本当のオールマイティー”を得られるはずだ。

 

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ジムニーのリプレイス用として 185/85 R 16LT サイズを用意。アグレッシブな MT タイヤならではのルックスだが、オフロード性能はもとより、ブリヂストンの基本設計「GUTT」の採用により、オンロードの快適性も確保。

 

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オンロードではハイパワーにチューニングされたORS タニグチのジムニーの走りを、足もとからしっかり支えてくれる印象。S字コーナーでも安定した挙動を提供、ウェット路も望むところだ。

 

快適・快速オンロードから
ハードなマッドステージまで走破

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センターブロックの壁を丸みある形状にすることで、溝に入り込んだ泥を掃き出しやすくする「3D 主溝」、ショルダーブロックの壁も丸みを持たせ、泥の排出効率を高めながら高いブロック剛性でハンドリングと耐摩耗性を両立させた「3D ブロック」、そして段差形状 を採用しマッド上でのひっかかり効果を生む「3D ラグ溝 & バットレス」。これら”3D 形状パタン”の採用により、マッド上でのトラクションとハンドリング性能を追求しているほか、オンロードでの良好な乗り心地や静粛性も実現されている。

 

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M/T 674 の本領を見せてくれるのが、フカフカの砂、マッドなど、通常のタイヤではグリップを得にくいシーン。タテ、ヨコに力強く地面を噛み、クルマをグイグイと進めてくれる。

 

<DUELER M/T 674 サイズリスト>

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