アピオの集大成「バンビー」登場!!
2013.3.30
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スバル
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モンゴルラリーやタクマラカン砂漠ツーリングなど、近年、アジアの大地をジムニーで走らせる活動も活発な『APIO』。もちろん、その経験を礎にした商品 開発も旺盛で、サスペンション、マフラーなどのスープアップパーツ、さらにユーティリティアイテムまで、毎月のように新商品が発表されている。
そんな最近のAPIOを象徴するデモカーが、この砂漠をモチーフにしたアースカラーのジムニー、JB23Wだ。そのアピアランスは、さながら小さなハンヴィ……あのハマーH1のルーツとなったアメリカ軍の軍用車両……、だから愛称は「バンビー」だそうだ。
そのボディカラーはハンヴィの純正色そのままそうだが、それを別にしても「バンビー」のエクステリアは凝りまくっている。ボディのあちこちに穿たれたリ ベットは、実はプラスチック製のダミー。ミリタリー感を盛りあげる燃料キャップまわり、その脇の四角い枠部は、パテを盛って造形しているのだという。そし て仕上げは、建築のエージング処理を流用した「汚し塗装」。少しヤレた使用感をあえて演 出することで、このクルマのコンセプト……1分の1のオモチャ、だそう……を上手に引き出してくれる。
あ、そうそう、このデモカー、れっきとした「最新塗装」が施されたものなので、お間違いなきよう。若い女性からは、この雰囲気が「カワイイ!」などと評価されるようで……。
そんな、見た目も愛称もカワイイ「バンビー」だが、中身はしっかり、硬派なAPIOに仕上げられている。まず、何より走りの質、実性能ともグレードアップ しているのが、サスペンション。約60㎜の車高アップ、高強度・高応力を実現するチタン配合コイルスプリング「A2000Ti」と、初期入力を抑えながら も剛性感のある操縦性を実現するショックアブソーバー「RE50」、さらに解除機能付き強化スタビライザー「 悟空」などを組み合わせた「つよし君RE50コンプリート」を装着。オンロードの快適なクルージング性、そしてオフロードを”攻める”ポテンシャルを両立 させているのだ。
加えてバンビーには、APIOの誇るトラクションデバイス、G-TRACプロフェッショナルLSDもリアに装備。その戦闘力は、もしかして本家ハンヴィ以上!?
またエンジン系はインテークチャンバー&レゾネーター、静香御前マフラー・タイプF”真音”で、吸排気系をファインチューン。トルクアップ感が著しく、軽快な走りを楽しむことができた。
街を流していると熱い視線を感じるし、オフロードでは難セクションに果敢にチャレンジできる……。また1台、欲しいジムニーに出会ってしまった……。