エヌズ・ハスラー林道を行く

2016.1.31

    • 林道ツーリング
    • スズキ

 

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日々高まる”リフトアップハスラー”の声

愛らしいマスクに角張ったフォルム。そして趣味の道具を載せて、オーナーのアウトドアアクティビティーのトランポとしても頼れるクルマ。そんな性格が人気 を呼んでいるハスラーに、活動/活発なイメージを期待することは、「ハスラーのラフロード性能を見てみたい」という本誌読者諸兄からの意見の多さからも、 とても気になるトピックスと言うことが出来るだろう。

 

そんなハスラーをベースに、4インチリフトアップが施されたデモカーが完成した。
開発は、岩手県をベースに、今や青森・宮城県そして東京都に拠点を置き展開しているエヌズステージグループだ。

 

本誌でも毎年レポートをお届けしてきた”ジムニー祭り(本年復活)”をはじめ、”JSTCレース”や”JDR(ジムニーダートレース)”などをプロデュー スするエヌズステージ。ジムニーのイメージが強過ぎるほどの同社だが、そんなアクティブなジムニー展開のイメージから、ハスラーでもまた、リフトアップを 求める声が強かったという。

 

「ジムニーの流れでリフトアップハスラーを開発することには、正直に言うと、最初抵抗がありました」と語るエヌズステージグループ代表の矢羽々氏も「お客さんの日々高まってゆく声には、キチンとお応えしなければならない」との立場から、開発を着手することになったという。

 

残雪が残る北東北の地。
そんな同グループが開発したエヌズ・ハスラーに先導役を譲り、人気の「ジムニー エヌズリミテッド」が同伴。途中峠道を越えながら、林道ツーリングを愉しんだ。

 

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クリアランス十分! グリップコントロールスイッチを入れラフロードへ

自然豊かな北東北の地。
岩手県県庁所在地盛岡市にあっても、少し走れば峠道が現れる。
スムースなCVT+パワフルなエンジンは、峠道の斜面をグイグイと駆け上ってゆく。ワインディングのコーナーでもリフトアップによる多少の不安はあっても、一般的な走行であれば、何の問題もない。

 

そしていよいよ林道へ。
数日前の雪は溶けているものの、水を含んだ少々マッドな路面だ。林道走行を楽しむかのように、ゆっくりと進んで行く。多少の水を含んでいても、これくらい のフラットな路面なら、2WDで進んでくれる。やがて路面に凹凸が現れ、後輪に空転が見られた時、グリップコントロール・スイッチを入れると、これも難な くクリアしてくれた。「やるじゃないか! 俺のハスラー」。ちょっと自慢したくなる瞬間だった…。

 

リフトアップが施されたエヌズ・ハスラー。
アクティビティーの脚として、よりアクティブな四駆ライフを楽しむには、十分な走破性能を証明してくれた。

 

さらに、雪深い北東北の地では、リフトアップによるクリアランスの確保は、雪と付き合わなければならないオーナーにとって、大きな安心感をもたらしてくれるはずだ。
日常生活レベルでの走行フィールドを、さらに拡げてくれる! そんな走りを堪能することが出来た。

 

さらなる個性と、更なる走破性。
遊び心を持ったオーナーたちにこそステアリングを握って頂きたい。

 

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水を含んだ柔らかい凹凸の路面でも、グリップコントロールスイッチを入れると、難なくクリア。

水を含んだ柔らかい凹凸の路面でも、グリップコントロールスイッチを入れると、難なくクリア。

 

雪の残る未舗装路での下り坂も、安定した走り。写真にはないが、逆走行=ヒルクライムももちろん走破した。

雪の残る未舗装路での下り坂も、安定した走り。写真にはないが、逆走行=ヒルクライムももちろん走破した。

 

ゴツゴツとした石のある河原では、十分クリアランスが必要となる。デイキャンプや渓流釣りにも安心だ。

ゴツゴツとした石のある河原では、十分クリアランスが必要となる。デイキャンプや渓流釣りにも安心だ。

 

この度のツーリングもうひとつの目的地は、海峡マグロを求めて向った龍飛岬。広大なユーティリティスペースもハスラーの魅力だ。

この度のツーリングもうひとつの目的地は、海峡マグロを求めて向った龍飛岬。広大なユーティリティスペースもハスラーの魅力だ。

 

マグロを狙い、漁船で大間の海へ。実は別日、矢羽々代表が釣り上げた鯛とイカをご馳走頂いた。

マグロを狙い、漁船で大間の海へ。実は別日、矢羽々代表が釣り上げた鯛とイカをご馳走頂いた。

 

「クルマアソビ」を掲げるエヌズステージでは、フィッシングツールブランド"SOULS(ソウルズ)"とコラボ。クルマの楽しみ再発見を企画しているという。

「クルマアソビ」を掲げるエヌズステージでは、フィッシングツールブランド”SOULS(ソウルズ)”とコラボ。クルマの楽しみ再発見を企画しているという。