【イベントレポート】JOAフェスティバル2017
2017.6.1
-
-
イベント
-
国産メーカー
-
【イベントレポート】JOAフェスティバル2017
開催日:2017年5月20、21日
開催場所:下館オフロードコース
主催:JAFEA東日本
レポート:永本 大樹
写真:佐久間 清人
猛暑にもマケズ!
5月20日、21日の2日間に渡り、毎年恒例となっている「JOAフェスティバル2017」が下館オフロードコース(茨城県筑西市)にて開催された。
今回で22回目を数える本イベントには、両日とも最高気温30度を超える猛暑に見舞われたにも関わらず、2日間で合計約700台1500人以上もの四駆好きが集結。プロドライバーによるデモラン&同乗体験をはじめ、来場者参加型のオフロードイベント「エクストリームレース」、JAFEA加盟プロショップによる拘りのデモカー展示やパーツ・グッズの販売など、来場者を飽きさせないメニューが盛り沢山。大人から小さな子供まで笑顔に溢れ、四駆の魅力を堪能した。
フォーバイフォーマガジン社に今年入社したばかりの私が、初めて参加したこのイベントを、ダイジェストでご紹介しよう!
オープン前には長蛇の列
イベント初日。13時ゲートオープンにも関わらず、午前中から、会場入口には四駆の長蛇の列ができていた。
13時になるとカスタマイズされている四駆たちが続々と入場。キャンプサイトはあっという間にテントと愛車で埋まっていく…。
泥、泥、泥のフリー走行
会場のフリー走行エリアにも続々と車両が集まり、モーグルやヒルクライム、マッドステージetc.難易度の高い場所を果敢に挑む参加者もあれば、泥にまみれた愛車の前で仲間と記念写真を撮るオフローダーなど “泥遊び”に没頭していた。
ギャラリーも続々と増え、「自分のモノコック構造のSUVでもあそこなら行けるかな?」と、わざわざマガジンブースを訪ねてくれた若い男性も!
この質問の主に、取材中にあらためて出会ったので話を聞くと、「難易度の高いところは行きませんでしたけど、走ることが出来ました!」と笑顔で答えてくれた。
プロショップ&メーカーのブースの様子
思わず見入ってしまうような迫力のデモカーをはじめ、オリジナルパーツやお得なグッズ販売などが行われていた。ブース巡りもイベントの楽しみのひとつだ。
ちなみに、今年もフォーバイフォーマガジン社はブースを出展!「お立ちより下さった皆さん、ありがとうございました。来年もお会いしましょう!」。
キャンプサイト間近で見る花火
JOAフェスティバル初日の最後を締めくくる花火はキャンプサイトから。下館オフロードによるおもてなしだ!
岩に挑む! 「エクストリームレース」
イベント2日目のエクストリームレースには、50台ものオフローダ―が自慢の愛車で参戦!! 熱いレースを繰り広げた。
タイヤほどの大きな岩がゴロゴロするロックセクションや、一見すると、車両が登って行けるの!?と思うようなコースを、ランクルやジムニー、デリカそして軽トラなど様々な四駆が果敢にアタックする走りが印象的だった。
四駆がセクションを走破していくと、それに合わせてギャラリーも移動。大人から子供までマシンを追いかけ、歓声や拍手が常に沸いていた。
プロドライバー塙郁夫選手による迫力満点のデモ走行
砂煙を巻き上げながらスピード感溢れる走りに観客が魅了された。
走りに圧倒されながらも、同乗体験では子供から女性までが続々と参加。体験後は、異次元の走りに笑いが止まらない人から、予想以上のスピードに放心状態の人まで…、様々な表情を浮かべていた。
ちなみに、私も同乗走行を初体験!
風を切り裂くかのスピードでコースに飛び出し、そのままのスピードでカーブではドリフトし、アップダウンの箇所ではマシンがジャンプするなど、まるでレールの敷かれていないジェットコースターのような感覚だった。
エクストリームレースの表彰式
「上位入賞のみなさん、おめでとうございます!」
キャンプサイトで愛車と家族や仲間と記念撮影
最後に…
以前、JAFEA成川会長は「Jリーグだって野球だって、好きな人が、必ずしも競技を行う人ではない。むしろ観客席やTVの前で声援を送っているファンやサポーターの方が圧倒的に多いですよね。だから、四駆だって実際にオフロードを走らなくたっていい。走っている四駆を見て“格好いい!”とファンになってくれる人を増やしたいんです」と語っていた。
プロショップやメーカーの方々からも、昨今の若者のクルマ離れという言葉を耳にするが、実際に私と同年代(20代)の友人知人を見渡しても、確かにクルマを所有している人は少ない印象を受ける。
しかし、今回、私が初めてJOAフェスティバルに参加し、人が登ることができないような凸凹道を、モノともせずに走って行く四駆の姿を目の当たりにして、とても興奮し、そしてカメラを回すことを忘れ、誰よりも見入ってしまっていた。いや、こんなに楽しいものだと、初めて知った。
クルマを所有していない現代の若者も、子供の頃にミニカーやミニ四駆、ラジコンで遊んだ経験を持つ人は、多いことだろう。このイベントでの私と同様に、実際に四駆が走る姿を見て、子供の頃のように興奮し、楽しめる方は、きっと多いはずだ。
少しでも多くの方達に「クルマそして四駆の楽しさを広めていくこと」が、フォーバイフォーマガジン社に入社した私の今後の目標! これが四駆のイベント初取材を経験して、私が決意したことだ。