「センチュリー」に新モデル!

2023.9.19

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TOYOTAは「センチュリー」に新モデルを追加した。すでに注文の受付は開始され、2023年中の発売を予定していまる。なお、センチュリー(セダン)も継続して販売する。

センチュリーは、同社の最上級ショーファーカーとして、1967年に誕生した。それまでの日本のショーファーカー市場は、欧米の高級車ブランドが席巻してが、世界と肩を並べられる「今までにない新しい日本の高級車」を作ることを目指して、「日本の伝統的な美」を取り込んだ品格のあるデザインと、圧倒的な静粛性・快適性を実現する「人中心」の思想を設計コンセプトに、初代センチュリーが誕生した。その後、センチュリーは唯一無二の「おもてなしの心」を備えた日本を代表するショーファーカーとして、半世紀以上にわたり絶大な支持を得てきたことは言うまでもない。

このような背景を踏まえ、開発チームは「これからもセンチュリーがお客様のご期待を超えたおもてなしをお届けしていくために、どうあるべきか」をテーマに徹底的に議論を重ねてきた。近年では移動時間をより有効に活用し、車内での休憩やオンライン会議に参加する等、ショーファーカーに対するニーズが多様化しており、そうした状況も踏まえて開発を進めてきたという。

そして、「The Chauffeur」というコンセプトを掲げ、センチュリーにふさわしい品格や静粛性・乗り心地を継承しつつ、センチュリーとしてこれからの時代も期待に応え続ける新しいショーファーカーへと進化させ登場となった。

 車両概要 
1)水平・垂直を基調とした、堂々とした品格のあるボディーデザイン

リアに重心のあるショーファーカーならではのプロポーションと、よどみなく大らかなドア平面を几帳面でくくった織機の「杼(ひ)」をモチーフとした造形を組み合わせ、時代に左右されないセンチュリー独自の世界観を表現

2)“匠”の手による細部にわたる仕上がり感
職人による精緻な彫刻が施された「鳳凰エンブレム」や、塗装面を徹底的に磨き上げボディーに圧倒的な光沢をもたらす「鏡面磨き」等、細部に至る上質を追求、徹底したこだわり

3)広さ・機能を兼ね備えた快適な室内空間の提供
・リフレッシュ機能など、後席の乗員が心から寛げる機能を備えた、フルリクライニングが可能なリアシートを採用
・長年楽器づくりに携わってきた匠の研ぎ澄まされた音の感性、卓越した技術をオーディオ開発に注入。生演奏を彷彿させるリスニング空間の実現
・最大75°まで開くリアドアと掃き出しフロアで優れた乗降性を、また乗降時に便利なオート電動格納式ステップやセンターピラーに取り付けられた握りやすい大型アシストグリップで、後席の乗降所作をサポート

4)V6 3.5L プラグインハイブリッドシステムを新開発
・日常はBEV、長距離の移動やいざという時にはHEVとして活躍する、ショーファーカーのニーズに最適なパワートレーンとして採用
・モーターとエンジンによる力強く爽快な加速性能を備え、ショーファーカーとしてはもちろんのこと、時にはドライバーズカーとして、自身でもドライブを楽しめる走行性能を確保
・四輪操舵システム「ダイナミックリヤステアリング」を設定。低速域では取り回しの良さ、中高速域ではシームレスかつ自然なハンドリングの実現

5)ラゲージルームセパレート構造を新開発
・フロント各部の構造強化に加え、リアサスペンション取り付け部に「ラゲージルームセパレーター骨格」を結合することで、ボディーのねじり剛性や乗り心地を大幅に向上
・ラゲージルームセパレーターの室内側には「遮音機能付クリア合わせガラス」を採用し、ショーファーカーにふさわしい、荷室とは切り離されたプライベート空間と圧倒的な静粛性を実現

センチュリー車両諸元
●ボディーサイズ:全長5,205×全幅1,990×全高1,805mm(5,335×1,930×1,505mm)
●ホイールベース:2,950mm(3,090mm)
●前後席間距離:1,220mm(1,135mm)
●車両重量:2,570kg(2,370kg)
●定員:4名(5名)
※括弧内はセンチュリー・セダンの数値を示しています。

メーカー希望小売価格(消費税込み)
シリーズパラレルプラグインハイブリッドシステム、2GR-FXS 3.5L V型6気筒エンジン/電気式無段変速機/E-Four Advanced
◆センチュリー:25,000,000円


公式サイト
https://toyota.jp/century/