「RANGE ROVER REBORN」 サロン・レトロモビル2017で世界初披露

2017.2.14

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■好評のランドローバー・クラシックは、「REBORN」シリーズの次なるプロジェクトとして、工場で完全レストアした1978年式3ドア・タイプの「CLASSIC RANGE ROVER」を、パリで開催された「サロン・レトロモビル2017(Salon Rétromobile)」で初披露
■ランドローバー・クラシックは、初期の10台を完全レストアする予定
■「サロン・レトロモビル2017」では、ジャガー・クラシックからも、“NEW ORIGINAL”(新しくありながらオリジナルに忠実)な「XKSS」を出展し、ヨーロッパで実車を初披露
■個人所有の車両をオリジナルの仕様に合わせて完全レストアした、ジャガー「E-TYPE Series I Fixed Head Coupe」も、ジャガー・ランドローバー・クラシックのブースで展示

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ランドローバー・クラシックは、専門技術者がパーツを調達し、全面的にレストアする「REBORN」シリーズの新たなプロジェクト「RANGE ROVER REBORN」を立ち上げ、2017年2月8日~12日にパリで開催されたクラシックカーの祭典「サロン・レトロモビル2017(Salon Rétromobile)」において、世界初披露した。

 

「RANGE ROVER REBORN」とは、希少性が高くオリジナル仕様のヴィンテージ「RANGE ROVER」を、英国のランドローバー・クラシックから直接購入できるという貴重な機会をお客様に提供するプログラムで、昨年の「LAND ROVER Series I REBORN」の成功を受け、始動した。

 

「サロン・レトロモビル2017」では、“NEW ORIGINAL”(新しくありながらオリジナルに忠実)なジャガー「XKSS」も、ヨーロッパで初めて披露された。シアーウッド・グリーンの塗装を纏った美しく魅力的な「XKSS」は、2016年11月に米国ロサンゼルスにあるピーターセン自動車博物館で報道関係者に向けて発表しており、2017年には世界中のお客様に9台の「XKSS」を納車予定。

 

さらに、工場で初めて全面的なレストアを行ったオリジナルの「E-TYPE Series I Fixed Head Coupe」も展示された。この1962年モデルの「E-TYPE」は、フランスで登録された個人所有の車両で、オパール・ガンメタル・グレイで塗装されている。ボディ・パネルを分解して再現するだけでなく、最適なフィット感と仕上がりを確保するためにファクトリー内で組み立てを行い、オリジナルの3.8リッター・エンジンとトランスミッションを搭載し、完全な修復が施されている。

 

ランドローバー・クラシックの専門チームは、数十年にわたるエンジニアリングとデザインの専門技術を生かして、1978年モデルの「CLASSIC RANGE ROVER」の中から丹念に選定し、最初の「RANGE ROVER REBORN」を完成させた。

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<主な仕様>
■カラー:バハマ・ゴールド
■エンジン:3,528cc V8ゼニスストロンバーグ・キャブレター175CDタイプ
■最大出力:132 bhp/5,000 rpm
■最大トルク:186 lb ft(251 Nm)/2,500 rpm
■4速マニュアル・トランスミッション、ロック可能なセンター・デフ

 

「RANGE ROVER REBORN」プロジェクトにおけるすべての車両は、1970年代当時の仕様に沿って完全なレストアが行われ、ランドローバー車であることの真正性を保持するために、ランドローバー・クラシック・パーツのみが使用される。ランドローバーの経験豊富なレストア・チームは、収集という観点から、シャシー・ナンバーや、その個体独自の特徴など、ベースとなる車両に最適なオプションをお客様に提案します。ランドローバー・クラシックが提供する、「RANGE ROVER REBORN」の完全なレストア車両の販売価格は、13万5,000ポンド(約1,931万円)からとなる。

 

ジャガー・ランドローバー・クラシックのディレクターを努めるティム・ハニングは次のように述べている。「『RANGE ROVER REBORN』は、当社が誇るエンジニアリング技術を示す、新たな好例となるでしょう。そして、ランドローバーが有する豊富なヘリテージを生かし、育てていくことをコミットするとともに、コレクション性が高く、貴重かつ象徴的な存在になりうるクルマを所有するという、ユニークな機会をお客様に提供できるのです。またこれは、年式に合った塗装から、内装トリムやアクセサリーに至るまで、人気を博した1970年代のオリジナル3ドア・タイプ『RANGE ROVER』を残していくための、素晴らしい手段でもあります。」

 

「RANGE ROVER」が登場した1970年は、当初は2ドア・モデルのみで、1981年に4ドア・モデルが初めて誕生した。初代モデルは1996年の生産終了に至るまで高い人気を誇り、2代目の生産と並行して約2年間、生産が続けられたほど。そして、初代モデルと後継モデルを区別するために、「CLASSIC RANGE ROVER」という名称が採用された。

 

SUVカテゴリーの先駆け的存在の「RANGE ROVER」は、ラグジュアリー4WDというジャンルを確立し、英国王室や世界中の政治家、スーパースターから支持を得、今なお愛されている。今日に至るまで「究極のSUV」として最も信頼される地位を維持しており、その長年におよぶ傑出した歴史において、数々の世界記録や世界初の樹立といった偉業を成し遂げている。1970年代には「工業デザインの模範的作品」との評価を受け、自動車としては初めてパリのルーブル美術館に展示された。
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