【トピックス】塙 郁夫氏を迎え、「日野チームスガワラ」新体制を発表

2019.6.9

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日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:下 義生氏)と、日本レーシングマネージメント株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:菅原照仁氏)で構成されるダカール・ラリー共同参戦チーム「日野チームスガワラ」は、菅原照仁新チーム代表の下、新たなドライバーである塙郁夫氏らを新メンバーに迎えたことを発表した。
 
さらに日野自動車も専任のチーフエンジニアを設置するなど体制を強化。開発を進めていた新型車も完成し、新体制の初戦として7月のシルクウェイラリーに参戦することを合わせて発表した。
 
ダカールラリーへの前哨戦となるシルクウェイラリーでは、「総合上位5位以内を目指す」ことを目標に掲げる「日野チームスガワラ」。新体制となっても「中型車で大型車に打ち勝つことに拘りつつけたい」と、菅原照仁代表は抱負を語る。
 
一方、日野自動車では「社内でも日野チームスガワラとして体制を強化して参りました。役員以下80名からなるメンバーで新生チームを構成。これまで以上のバックアップ体制で挑戦します」と取締役会長市橋氏は語る。
 
菅原代表と塙氏の二台体制でラリーに臨む「日野チームスガワラ」。新チーム結成に際し、新型マシン(トルコン式オートマを採用したボンネットキャブ)を導入。これは日野自動車ラリー参戦史上、初となる。
 
菅原代表のもと新チーム体制で新たな第一歩を進み始めた「日野チームスガワラ」。海の向うからの吉報が届くことを願って止まない。

 

写真左の1号車のドライバーはチーム代表の菅原氏。そして日野自動車ラリー参戦史上初となるボンネットキャブとトルコン式オートマチックが採用された2号車のドライバーは塙 郁夫氏。将来的には、2台ともオートマ車での参戦になるという。

市橋会長(写真:中央)

「日野自動車総勢80名のスタッフで新しいマシンを造りました。上位入賞ももちろんですが、ラリー活動を通して『もっといいトラックづくり』を目指して参ります」。

 

菅原代表(写真:左)

「2020年が、ダカールラリー初参戦から30年という節目の年となります。これだけ充実した新体制で参戦出来ることに感謝を申し上げます。そして3年後には、新チームとしてしっかりとした結果が残せるよう体制強化に努めて参ります」。

 

塙氏(写真:右)

「僕はこれまで数々の海外ラリーに挑戦してきましたが、多くはオートマを搭載したマシンでした。これまでの経験を『日野チームスガワラ』で活かしていきたいです」。