ダットサン「GO-cross コンセプト」を世界初公開

2015.10.30

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日産自動車株式会社は、ダットサンブランドの復活からちょうど1年目を迎えた29日、アフリカ、中東、東南アジアなど成長著しい新たな市場への事業拡大の可能性を示した。151029-02-06

日産は同日、ダットサンブランドを投入する4番目の市場である南アフリカでの発売一周年を記念した特別イベントを日産グローバル本社で開催し、「GO-cross コンセプト」を世界初公開した。

 

ダットサンブランドは、「ダットサン」の名称使用を取りやめてから約30年を経た2012年に、ブランド名復活を発表した。2014年3月にインドで復活後初となるモデルを発売して以降、これまでにインド、インドネシア、ロシア、南アフリカで累計10万台以上の新型ダットサンを販売していrる。

 

ダットサンブランドのグローバル責任者であるヴァンサン コベは、以下のように述べた。
「今日はダットサンにとって重要な日です。ダットサンブランド復活の第一段階は無事に完了することができました。また、ダットサンの車によって、10万人以上のお客さまの、『自分のクルマを持ちたい』という夢を実現することができたことを非常に誇りに思います。ダットサン『GO』を2014年3月にインドで発売して以来、最新の累計販売台数は114,000台となっています。

 

ダットサンの拡大戦略は、ダットサンブランドを投入する4つの市場での販売・サービスネットワークの継続的な拡大に加え、インドにおいてモデルラインアップを3車種へと拡大していく予定です。2016年初頭に、インドで新型モデルを発売します。同車は、ルノー・日産アライアンスの新型CMF-Aアーキテクチャーをベースに開発した日産初のモデルとなる予定です。
また、ダットサンは、アフリカを含む世界中の高成長市場において更なる事業拡大を検討しています。」

 

コベはさらに、「ダットサンの基本的価値観である『Dream、Access、Trust』は、ダットサンブランドの次なる成長段階においても継承され続けるでしょう」と付け加えた。

 

今回のイベントの目玉の一つとして世界初公開した「GO-cross コンセプト」は、ダットサン「GO」、「GO+」のラインアップ拡大の可能性を示唆するブランドビジョンを示している。

 

同コンセプトカーは、冒険心とその精神を持つクロスオーバーの市場潜在性を探求したモデルです。日常の使用から、休暇や週末のレジャーにも活躍するクルマ。

 

現時点では純粋なコンセプトカーだが、将来市販化されることになれば、「GO-cross コンセプト」は、人生という旅路において、オーナーを更なるステージまで導く完璧なクルマとなることだろう。

 

同コンセプトカーは、ダットサン「GO+」のプラットフォームを共有し、重要なアイコン的デザイン特性を継承している。大幅な進化を遂げながらも、斬新でワクワクするような革新的なものを継続して提供していくというダットサンの哲学を明確に示している。151029-02-13

なお、ダットサンブランド復活のストーリーはこちら
https://youtu.be/ri2UvtJrKFs

 

累計販売台数10万台突破というマイルストーンを記念し、また、ダットサンの大切なお客さまに感謝の意を表すため、ダットサンは2015年8月に特別キャンペーンを開始した。 全4つの投入市場における新型ダットサンのお客さまを対象にした同キャンペーンでは、ダットサン車を手にして人生がどのように変わったのかお客さまそれぞれのストーリーを共有してもらう。

 

各市場のベストストーリーに選ばれたダットサンオーナーのお客さまを、横浜の日産グローバル本社にて開催した本イベントにご招待した。ダットサンは、今回選ばれたベストストーリーに加え、復活したダットサンブランドのクルマを通じて夢をかなえたオーナーのストーリーを1冊の本にまとめて出版することを検討している。

 

ダットサンについて
日産は2012年3月、ニッサン、インフィニティに続く第3のブランドとなるダットサンブランドの復活を発表した。ダットサンは、高い成長を続ける市場で将来の成功を夢見るお客さまに、クルマのある豊かな生活を提供する。ダットサンは、80年にわたる日本のクルマづくりに対する技術とこだわりを象徴しており、日産のDNAを体現する重要なブランド。ダットサンブランドは、Dream, Access, Trustを基盤とし、お客様に、透明性のある手頃な価格で、身近なサービスを提供し、安心できるオーナーシップ・エクスペリエンスを約束する。
ダットサンブランドのモデルは、インド、インドネシア、ロシア、南アフリカで販売している。

 

ダットサンの歴史
ダットサンは、100年前の1914年に日本で作られた脱兎号(ダット自動車)に由来している。「脱兎(ダット)」というのは「超高速」という意味であるとともに、当時の出資者であった、田、青山、竹内3人のそれぞれの名前の頭文字を取って名付けられたもの。また、耐久性のある(Durable)、魅力的で(Attractive)、信頼できる(Trustworthy)のそれぞれの頭文字を取ってDATとしたと宣伝された。
1933年、日産の創立者である鮎川義介は、「すべての人に自動車を」というビジョンを持ってこの事業を引き継いだ。1930年台初頭の日本の若者たちの向上心を満たす、軽量で経済的で耐久性のあるクルマは、「ダットの息子」、Datson(ダットソン)と名付けられ、後にダットサン(Datsun)となった。日本のエンジニアリングと大量生産により鮎川の夢が現実のものとなった。

 

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