ポルシェAG、酷暑と寒冷地:世界中で実施されたニューカイエンの耐久試験

2017.8.21

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ポルシェの第3世代カイエンが数々の厳しい試験をクリア
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ドイツ. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメのポルシェ カイエンは、2002年以来成功を収め、販売台数は76万台を突破しましたが、このたび第3世代カイエンが一連の厳しい試験を終え、スターティングブロックについた。マイナス45°Cからプラス50°Cという世界各地の極端な条件下で実施された試験を通じて、プロトタイプとプリプロダクションモデルは合計約440万kmの試験を耐え抜き、ポルシェが設定した最高品質の要件を満たすことが証明された。

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ニューカイエンのワールドプレミアは、2017年8月29日に祝われることになる。このモデルは、スポーツ性と快適性をさらに充実させるため、ドライブトレイン、シャシー、ディスプレイおよび操作コンセプトを設計し直した。このカイエンのために特別に開発されたコンポーネントを含む多くのコンポーネント間で完璧なバランスを達成することが、入念な試験プロセスの主な目標となった。

 

また、この新世代カイエン(ポルシェ社内での呼称はE3)の開発プロセスは、2014年にスタートし、今日までプロトタイプとプリプロダクションモデルを用いて継続されてきた。ますます正確さを増す仮想シミュレーションも併用されていますが、やはりポルシェにおいては実際の路上での試験が重要視されており、それがこのシュトゥットガルトに本拠を置くスポーツカーメーカーが生産するあらゆるニューモデルにとっての最終試験となっている。

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個別の全コンポーネントの相互作用を調和させるため、また操縦安定性と機能性を試験するために、顧客の使用条件を模した完全な車両試験が実施される。目標は、つねにポルシェにおける最高の品質要件を満たすこと。特に、シャシーとボディに人工的な振動を加える油圧式試験施設「ハイドロパルス」ユニットでの過酷な耐久試験がこのプロセスには含まれる。

 

また、ヴァイザッハのポルシェの開発センターの試験拠点ではオン/オフロードの現実的な操作安定性試験が行われ、この拠点の内外でも耐久試験が行われる。もしお客様がオーナーになったら、実際にはありえないであろうと思われるほど過酷な条件下で、車両の寿命がシミュレートされます。市街地、郊外、高速道路のあらゆる日常条件において、数カ月たらずのうちに交代で車両は最大24万kmを走行する。

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極度の負荷をシミュレートするため、ニューカイエンのプロトタイプは世界各地で試験を実施された。これには、ポルシェの全モデルをテストするために伝統的に使われてきたサーキットも含まれる。例えばドイツでは、ホッケンハイムリンクと、特に過酷なニュルブルクリンク北コースが使用される。

 

イタリアでは、ナルドの全長12.6 kmの高速サーキットで連続走行が行われ、試験車両の性能が試される。そして各種材料、センサー、電子機器類は、多様な気象条件下で品質と耐久性を証明する必要がある。50°Cに達するドバイ(UAE)の砂丘、デスヴァレー(米国)の砂地の斜面、アラスカ(米国)の-45°Cに達する雪と氷の世界など。

 

また、この第3世代カイエンは、中国の都市の蒸し暑い条件下での渋滞に耐え、スウェーデン、フィンランド、スペインのサーキットでの試験を克服し、南アフリカ、日本、ニュージーランドに運ばれて多岐にわたるオン/オフロード試験を終えた。

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