新型『トライトン』を世界初披露。日本へは来年初頭に投入予定! 〜三菱自動車

2023.8.2

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三菱自動車工業株式会社は、1トンピックアップトラック『トライトン』をフルモデルチェンジし、タイ・バンコクで世界初披露するとともに、タイで販売を開始した。今後、アセアンやオセアニアから順次グローバルに展開する他、日本市場へは約12年ぶりに投入する計画で、来年初頭の販売を予定している。

三菱自動車のピックアップトラックは1978年に発売以来、45年間で5世代にわたり約560万台を生産、世界約150ヵ国で販売してきた三菱自動車の世界戦略車だ。約9年ぶりのフルモデルチェンジで6代目となった新型『トライトン』は、「Power for Adventure」という商品コンセプトのもとで開発を進め、内外装デザインからシャシー、ラダーフレーム、エンジンなどを一新した。

商品特長
1)従来モデルよりも一回り大型化したボディーと新開発のラダーフレームを採用し、高出力化と環境性能向上を両立した新開発のエンジンを搭載
2)新開発のサスペンションによる良好な乗り心地や優れた操縦安定性、スーパーセレクト4WD-II、バージョンアップしたドライブモードによる高い走行性能を実現
3)存在感のあるフロントフェイスとワイドで厚みのあるスタイリング、優れた操作性と上質感漂うインテリアを実現
4)ビジネスユースからパーソナルユースまで幅広く対応する安全性と快適性の向上

加藤 隆雄社長
「新型『トライトン』は、三菱自動車独自開発の堅牢なラダーフレームやボディー、強靭な脚まわり、力強く扱いやすいエンジン、優れた走破性と安定性を実現する4WDシステムなど、従来からもつ三菱自動車らしさに磨きをかけ、新時代に相応しいピックアップトラックへと大幅に進化させました。最終的には100カ国以上で年間20万台規模となる見通しで、まさに当社の屋台骨を支える最重要モデルであり、成長フェーズの幕開けに投入する、第一弾となる世界戦略車です。ここからはじまる当社の挑戦に、どうぞご期待ください」

商品概要
新型『トライトン』は、SUVの快適性とトラックの実用性を兼ね備えた2列シートのダブルキャブ、1列シートのベーシックなシングルキャブ、そしてフロントシート後ろに荷室スペースを設けることでリクライニングも可能なクラブキャブと、用途に応じた3タイプのボディー設定。

ボディーを大型化し、環境性能と動力性能を大幅に向上させた新開発の2.4ℓクリーンディーゼルターボエンジンを搭載。ラダーフレーム、サスペンションなど主要コンポーネントを三菱自動車独自で新開発し、スーパーセレクト4WD-IIシステムには、電子制御のアクティブヨーコントロール[AYC]を組み合わせ、ドライブモードをアップデートする等、走行性能も強化している。

また新たにレーダークルーズコントロールシステム[ACC]をはじめとする最新の安全装備や、コネクティッド技術を用いたエマージェンシーサービス等を投入し、ハード面だけでなくソフト面でも安全性、快適性を大幅に向上させた。

強靭なラダーフレームと高効率なクリーンディーゼルエンジン
 ●新開発となるラダーフレームは従来型から断面積を65%増やし、曲げ剛性40%、ねじり剛性60%の強化を実現。一方でハイテン鋼の採用比率を大幅に増加することで、重量増を最小限に抑制
●ボディーも新たに1180MPaのハイテン鋼を採用、従来車に比べ軽量化を図った
●新開発となる4N16型クリーンディーゼルエンジンは、用途に応じた3種類の出力の異なる仕様を用意
●高出力仕様のエンジンには、新型ターボチャージャーと新燃焼システムを採用し、150kWの最高出力と470 N・mの最大トルクを約1,500rpmからフラットに発生させ、実用域での応答性に優れたトルクフルな走行が可能に
●標準仕様では最高出力135kW/最大トルク430N・mと、最高出力110 kW /最大トルク330N・mの2仕様のエンジンを設定、いずれもタービン容量を可変制御するVGターボチャージャーを採用する
●トランスミッションは従来車で好評のスポーツモード付き6速オートマチックトランスミッションと、シフトレバーをワイヤー式した6速マニュアルトランスミッションを採用

新開発のサスペンションと熟成した4WDシステム
●4WDシステムは、走行中にダイヤル式のセレクターで簡単に4WDモードを変更することが可能
●前40%/後60%に駆動力を配分し、トラクション性能とコーナリング性能を両立するトルク感応式LSDを備えたスーパーセレクト4WD-IIと、イージーセレクト4WDを引き続き採用
●スーパーセレクト4WD-II搭載車は、後輪駆動の「2H」/フルタイム4WDの「4H」/センターディファレンシャル直結の「4HLc」/ローギヤの「4LLc」の4選択可能
●ドライブモードは従来車のオフロード4モードから、オンロードも含めた7モードに増加。
・「NORMAL」モード
・2Hには経済性を重視した「ECO」
・4Hに「GRAVEL(未舗装路)」と「SNOW(氷雪路)」
・4HLcにトラクション性能を引き出す「MUD(泥濘)」と「SAND(砂地)」
・4LLcには「ROCK(岩場)」モードを設定
●イージーセレクト4WD搭載車の4WDモードは、後輪駆動の「2H」/センターディファレンシャル直結の「4H」/よりローギヤの「4L」の3種
●スーパーセレクト4WD-II搭載車には、新たにアクティブヨーコントロール[AYC]を採用
●2WD/4WDモデルともに、アクティブLSD(ブレーキ制御タイプ)を採用。空転している車輪にブレーキをかけて路面をグリップしている車輪に駆動トルクを分配することで、滑りやすい路面での安全性が向上するとともにスポーティーな走行が楽しめる

インテリアとユーティリティー
●走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調で力強い造形の「HORIZONTAL AXIS」コンセプトを進化させたインストルメントパネルを採用
●モニターやメーター、コントラストをつけたスイッチ類は視認性にこだわり、セレクター、ダイヤル、スイッチ類は手袋をしたままでも確実に操作ができるよう程よい節度感を実現
●ステアリングホイールやグリップ、ドアハンドル類は握り心地や逞しさを追求するなど「MITSUBISHI TOUCH」という考え方に基づいてデザイン
●6A/T車及び6M/T車のフロアコンソールに大型カップが2つ収まるカップホルダーを、コンソールボックスには600mlのペットボトルが4本収納可能
●5M/T車は、カップホルダーとしてだけでなく、タブレットやファイルが置けるように工夫が施された
●電子機器の充電用としてインストルメントパネルとセンターコンソールにタイプAとタイプCのUSBを用意、インストルメントパネルセンター下部にはスマートフォンのワイヤレスチャージャーも装備

ピックアップトラックとしての基本性能の向上
●カーゴベッドを大型化することで、ベッドライナー装着状態でもユーロパレット積載にも対応した他、従来モデルに比べ荷台高を45㎜低い820㎜とし、さらにバンパーコーナー上面の面積を拡大しフレームで補強、足を乗せるスペースとしての使用が可能に
●フロントシートは腰まわりをしっかりサポートし、肩付近は動きやすく開放的な形状を採用
●ヒップポイントを従来車に比べて20㎜アップし、アップライトな乗車姿勢とすることで、室内からの視認性が向上した他、Aピラーを立ててドア開口部を広げ、さらにサイドステップの幅を広げる等、乗降性が向上


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