日本RV協会が今夏のキャンピングカー旅行の実態を調査

2016.10.3

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9割の家族が家にいる以上にコミュニケーションが取れたと回答

 

~旅費管理は「奥様」の回答が60.0% 妻が旅行でも財布の紐を握る~

 

一般社団法人日本RV協会は、この夏休みにキャンピングカー旅行を楽しんだユーザーから、その旅行先、旅行目的、移動距離、宿泊数、同伴者、計画の立案者、および費用の管理者など、13項目にわたって調査した。
その結果、この夏の旅行先として人気を集めたのは北陸・甲信越、東北、関東、北海道など東日本や北日本であり、旅の目的は、観光一般が上位でした。移動距離は1,000km以上の人が多く、夫婦2人連れの旅が半数を超え、旅行を計画するのは夫であるが旅行の費用を管理するのは妻であるなど、興味深い傾向が次々と浮かび上がってきた。
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■東京~大阪ぐらいの距離を2泊3日で旅するユーザーが多数
この調査は、2016年8月18日(木)から9月17日(土)にかけて当協会のホームページに寄せられた約200人のアンケートデータを基に、夏休みのキャンピングカー旅行の実態を明らかにしたもの。
それによると、この夏にキャンピングカー旅行に出かけた人の割合は75.6%、出かけなかった人は24.4%。かなり多くのユーザーが夏季旅行を楽しんだことが分った。
しかしながら、宿泊日数を調べてみると、1番多い回答は「1泊2日~2泊3日」(42.1%)、次が「3泊4日~4泊5日」(29.7%)となり、1ヵ月程度のロングバケーションを楽しむ欧米のキャンピングカーユーザーに比べると、休みの日数が少ない状況が伝わってくる。

 

次にユーザーの住んでいるエリアでは、関東が1番多く、32.2%を記録した。次点は関西(15.5%)となり、以下、九州(14.9%)、東海(14.4%)と続き、やはり人口の多い首都圏が中心となった。

 

2016年の旅行先として、人気が高かったのは、1位「北陸・甲信越」(26.7%)、2位「東北」(17.3%)、3位「関東」(13.3%)、4位「北海道」(12.0%)という順になった。夏休みということもあり、比較的涼しい北日本、東日本に人気が集まったようだ。

 

また、旅の走行距離を尋ねたところ、「1,000km以上」という回答が34.7%を占めてトップに立ち、以下「~1,000km」、「~400km」、「~300km」という順に並んだ。

 

ちなみに、東京~大阪間が約500kmですから、東京~大阪くらいの距離を往復していたユーザーが多かったことが判明した。

 

■家族のコミュニケーションが取れたと評価するユーザーが9割
旅行の同伴者を尋ねたところ、1番多かった回答は「夫婦2人」というもので、その割合は半数を超える51.7%とった。
それに対し、「夫婦&小学生までの子供」は16.1%。「夫婦&中学生以上の子供」は16.1%となり、子供連れ旅行の比率は合わせて32.2%となった。
それ以外では、「ひとり旅」を楽しんだ人が7.4%。「老夫婦・若夫婦・子供(孫)」という3世代旅行を経験した家族は4.7%を数えた。

 

また、キャンピングカー旅行は「円満家族を育てるコミュニケーションツールだ」とよく言われます。そこで「旅行中、家にいるよりも家族とコミュニケーションが取れたかどうか」を尋ねてみました。
それによると、「コミュニケーションが十分に取れた」と回答した人の割合は75.5%。「コミュニケーションが多少取れた」と答えた人は18.2%で、合わせて93.7%のユーザーがキャンピングカー旅行では家族と良好な関係を保っていたことが伝わってきました。

 

■旅の計画立案は夫、費用の管理は妻
旅の目的で1番多かったのは「観光一般」というもので、その割合は46.7%でした。その次に「アウトドア・レジャー(キャンプ、海水浴、ハイキングなど)」という回答が27.6%で続き、3番目が「温泉めぐり」(12.5%)となりました。

 

また、キャンピングカー旅行は「円満家族を育てるコミュニケーションツールだ」とよく言われる。そこで「旅行中、家にいるよりも家族とコミュニケーションが取れたかどうか」を尋ねてみた。
それによると、「コミュニケーションが十分に取れた」と回答した人の割合は75.5%。「コミュニケーションが多少取れた」と答えた人は18.2%で、合わせて93.7%のユーザーがキャンピングカー旅行では家族と良好な関係を保っていたことが伝わってきた。

 

■旅の計画立案は夫、費用の管理は妻
旅の目的で1番多かったのは「観光一般」というもので、その割合は46.7%。その次に「アウトドア・レジャー(キャンプ、海水浴、ハイキングなど)」という回答が27.6%で続き、3番目が「温泉めぐり」(12.5%)となった。

 

続いて、家族の中で誰がキャンピングカー旅行の計画を立てるのかという質問を立ててみましたが、これに関しては「ご主人」(72.9%)という回答が圧倒的に多く、次点が「奥様」(14.6%)となりました。

 

しかし、旅行中の「旅行費用を管理している人」を尋ねたところ、今度は「奥様」という回答が60.0%を占めてトップになった。最近は、キャンピングカーを買う場合も奥様が購入費を管理する率が高くなったが、旅行に関しても奥様が財布の紐を握っているようだ。

 

最後に1日の旅行費用を1人あたりの金額で答えてもった。その結果、1番多かったのは「10,000円~15,000円未満」という回答で18.8%になった。2番目は「5,000円~8,000円未満」(18.2%)だった。

 

『キャンピングカー白書2016』のデータによると、1家族の1日あたりの旅行予算額は「8,000~10,000円」という回答がトップを占め、その割合は19.6%でした。白書では「1家族」単位で尋ねていましたが、その1家族を仮に夫婦2人と仮定して2で割ってみると「1人あたり4.000~5,000円」となる。
両者を比較すると、この夏の旅行をしたユーザーの方が、少し贅沢な旅を楽しんでいる様子が伝わってきた。

 

■調査結果からのまとめ
日本RV協会では、これまでもキャンピングカー旅行全般について何度か調査を重ねてきたが、今回は夏のキャンピングカー旅行に出かけるユーザーの新しい動向を掴むことができた。『キャンピングカー白書2016』と比較すると宿泊する日数は夏休みがあるためか、1泊2日や2泊3日が減り3泊4日の方が多くなっている。
旅の計画は夫が行い、費用の管理は妻が担当するなど、財布の紐を妻が握っていることは現代の世相を反映している様子が伝わってくる。
また、同行者では夫婦2人が半数以上を占めており、キャンピングカー旅行が「キャンプなどのアウトドア」から「観光一般」にシフトしていることやキャンピングカーの特性である車中泊のメリットを活かして短い宿泊期間で遠距離を旅する傾向が強くなってきていることなども判明した。

 

日本RV協会URL: http://www.jrva.com/