電気自動車のコンパクトSUV「ボルボEX30」を発表

2023.8.30

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ボルボ・カー・ジャパン株式会社は、電気自動車の小型SUV「ボルボEX30」を発表した。

10月2日より先行してサブスクリプションの受付を開始。通常販売は、11月中旬より予定されている。なおデリバリー開始は、2023年内を予定。

同社は、2040年までに事業全体で「クライメート・ニュートラルな企業になる」という目標を掲げている。そのために、2030年までに販売するすべての新車を電気自動車にすることを表明している。ボルボ・カー・ジャパンは、2025年に国内で1万台以上の電気自動車の販売を目指しており、EX30はこの目標へ向け大きく貢献するモデルという位置づけだ。

EX30は、標準的な機械式立体駐車場に対応するサイズに、ボルボ車に期待される安全性、サステナビリティ、最先端のテクノロジーとこだわりのスカンジナビアンデザイン等、すべてを凝縮。

ボルボ史上最も小さな電気自動車であるEX30は、同社では最少のカーボンフットプリントを実現。生産を含めライフサイクル全体にわたるCO2排出量削減に取り組み、内外装の素材にも配慮することで、既存の電気自動車であるC40とXC40と比較してもCO2排出量を25%削減しているという。

また、EX30は、小さなパッケージでボルボの考える安全基準を満たした、高い安全性を実現。都市部での交通環境に配慮した安全機能を新たに搭載する。例えば、通行中の自転車や電動キックボード等、他の交通利用者の前でドアを開けようとすると音と視覚で警告する「ドア・オープニング・アラート」をすべてのドアに搭載。最先端の技術により、都市部での安全性に貢献する。

電気自動車専用モデルとして設計されたEX30は、コンパクトなボディーサイズながら、ロングホイールベースや大径ホイール、均整のとれたオーバーハングが、エクステリアにバランスと洗練された印象を与えている。

※写真は、海外モデルです。

 EX30の仕様と主な装備 
最大480kmの航続距離を可能にするバッテリーと電気モーター

高効率なNMCバッテリーを搭載。バッテリー容量は69kwhで、1充電あたりの航続距離は、最大480km。最大充電電力量は153kWh。仮にこのスペックで充電した場合、26分強で10%から80%まで充電が可能となる。

最新の安全装備
・自転車や電動キックボードなどの直前でドアを開けようとすると、音と視覚で警告を行う「ドア・オープニング・アラート」を新たに搭載
・ボルボ独自のアルゴリズムで作動する特別なセンサーが1秒間に約13回、ドライバーの目や顔の動きを検知し、注意散漫や眠気などを警告する「DAC(ドライバー・アラート・コントロール)」
・前方を他の車が不意に横切った際、自動ブレーキで車両を停止させ、衝突の回避や軽減をサポートする新たな機能が加わった「インターセクション・サポート」等を搭載

ユーザーライクな購入時の選択肢
価格は5,590,000円(消費税込み)で、プレミアムな電気自動車SUVを、内燃エンジン搭載車両とほぼ同等の価格帯で購入を可能としている。
また、新しい車の乗り方として、車を「所有」せず「利用」したいというユーザーへ、月額95,000円(消費税込み)で利用可能な「サブスクリプション」を、300台限定で用意。ボルボのサブスクリプションは、申込金や頭金不要で、任意保険や諸費用が含まれ、契約期間は最長24か月、利用者の都合に合わせ3か月前の申し出でペナルティー無しで解約できるなど、透明性と利便性の高いパッケージとなっている。

メーカー希望小売価格とスペック
EX30 Ultra Single Motor Extended Range:¥5,590,000(消費税込)
・ボディーサイズ:全長4,235×全幅1,835×全高1,550mm
・モーター:最高出力 200kW(272ps)/最大トルク 343Nm(35.0kgm)
・バッテリー容量:69kWh


公式サイト
https://www.volvocars.com/jp/cars/ex30-electric/