BFGoodrich がダカール・ラリー復帰を宣言

2016.10.6

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BFGoodrich はダカール・ラリーの公式タイヤサプライヤーとして 「世界のダートを走破すること」を目指す

 

BFGoodrich は 1976 年に初めてオール テレインのラジアルタイヤを開発し、世界中のオフ ロードレースで勝利を収めてきました。その栄えある勝利の歴史を再現するため、2016 年 10 月 4 日、オフィシャル タイヤサプライヤーとして 2017 ダカール・ラリーに参戦する ことを宣言した。

 

BFGoodrich タイヤは 2012 年以来 5 年ぶりに競技参加車両に採用され復活を果たすことになる。さらに BFGoodrich ダカール・サービス・センターを各地に開設し、競技参加者 は 24 時間いつでも専門的な技術サービスを受けることができる。ダカール・ラリーは 2 週間にわたってレーサーに立ちはだかる起伏の激しい地形や予想もつかない事態、さらに 3 か国を跨いで行われる 5,000 マイルを超える過酷なレース。このレースへの挑戦は BFGoodrich が求める実験場そのもの。

「BFGoodrich には長い間培ってきたレースの伝統があります。私たちはダカール・ラリー に正式に復帰することを機に世界中で行われるダート・レースに引き続き参戦出来ることに 対してワクワクしています。」とミシュランおよび BFGoodrich のモータースポーツディレ クター、パスカル・クアノンは語っています。「クロスカントリー・ラリーは他に例のない難 関で、地球上の最も複雑な地形を舞台としていることが特徴です。BFGoodrich が参加する 異種のレースの場合と同様、私たちの姿勢はこの分野においても変わりはありません。地球 上で最も厳しい条件に挑戦する一方で、世界中のレースに参加することから学ぶすべての技 術的情報を、新しいテクノロジーの開発や当社製品のたゆまぬ改善のために活用し続けます。」

 

2017 ダカール・ラリーで使用される BFGoodrich タイヤには、世界中でレースに使用され、 テストされた製品が含まれる。

 

BFGoodrich All-Terrain KDR2:クロスカントリー・ラリー用に製造された特製レーシングタイヤ。特性は BFGoodrich Baja T/A KR2 と類似した点もありますが、このタイヤは一 段と軽量なデザインと斬新なトレッドパターンが特徴。比較的軽量な車両におけるハン ドリング性向上の要望に応える設計になっている。当製品はダカール・ラリーで優勝した プジョー2008DKR16 や TOYOTA GAZOO Racing チーム向けに設計されている。

The new Peugeot 3008 DKR from the Team Peugeot Total during a studio photoshoot at Paris, France on August 7, 2016. // Flavien Duhamel/Red Bull Content Pool // P-20160912-02436 // Usage for editorial use only // Please go to www.redbullcontentpool.com for further information. //

BFGoodrich All-Terrain KDR:BFGoodrich All-Terrain KDR2 と同種のタイヤだが、 あらゆる地形に対してグリップ力を発揮するとともに、快適な運転性能、一段と安定したブ レーキ性能を実現。同製品は、特に TOYOTA Overdrive Racing、Mini X-Raid、Mini ALL4 などの各チームが使用した四輪駆動車に見られたサイドウォールへの過重な負荷に耐 えうるよう設計されている。

 

BFGoodrich Baja T/A KR2:バハ砂漠を制した実績のあるタイヤで、ダカール・ラリー でも二輪駆動のバギーに乗ったレーサーを支えている。柔らかい地面での最大限の摩擦力、 サイドウォールの損傷に対する最高の防護性能、バランスの取れたブレーキ性能とコーナリ ング性能を発揮する設計になっている。

 

BFGoodrich はダカール・ラリーに参加するおよそ 300 台の車両に対してタイヤを供給する。このレーシングタイヤはダカール・ラリーの過酷な環境に耐えうるよう設計、製造されている。このテクノロジーは、次のステップとして、当ブランドのレーシングタイヤと類 似したコンパウンドと構造を持った消費者向けタイヤに活かされる。またダカール・ラリ ー用のタイヤと最新の消費者向けタイヤのいずれも、アラバマ州タスカルーサの同じ BFGoodrich の工場で製造される。

 

このように幾多の困難と努力によって習得した「ノウハウ」は BFGoodrich のレーシングタ イヤから、耐久性能と最高のトラクションを持つよう設計された高評価を得ている All-Terrain T/A KO2などの消費者用モデルへと継承される。

 

ダカール・ラリーは世界で最も過酷なイノベーションの実験場と言えるかもしれない。しかし BFGoodrich はただ学ぶだけではなく、勝利を得るためにレースに参加するのだ。

1993 年のパリ・ダカール・ラリーのクラス別優勝を皮切りに、その後は 2002 年から 2012 年まで 10 回の連勝を含め、全部で 12 回もの同ラリー優勝を飾った。

 

 1993 年:BFGoodrich はジャン・ルイ・シュレッサーが運転する FIA オフロード ラリーワールドカップ 2 輪駆動部門およびパリ・ダカール・ラリーで優勝。
 1999~2000 年:BFGoodrich はジャン・ルイ・シュレッサーがドライバーとなり ダカール・ラリーで優勝。
 2002~2003 年:BFGoodrich は増岡浩がドライバーとなり三菱パジェロで ダカール・ラリー優勝。
 2004 年:BFGoodrich はステファン・ペテランセルがドライバーとなり 三菱パジェロでダカール・ラリー優勝、さらに 1 位から 3 位までを独占。
 2005 年:BFGoodrich はステファン・ペテランセルがドライバーとなり 三菱パジェロでダカール・ラリー優勝。
 2006 年:BFGoodrich はリュック・アルファンがドライバーとなり三菱パジェロ/ Montero Evo でダカール・ラリー優勝。
 2007 年:BFGoodrich はステファン・ペテランセルがドライバーとなり 三菱パジェロ/Montero Evo でダカール・ラリー優勝。
 2009 年:BFGoodrich はジニエル・ドゥ・ヴィリエールがドライバーとなり フォルクスワーゲン・トゥアレグでダカール・ラリー優勝。
 2010 年:BFGoodrich はカルロス・サインツがドライバーとなり フォルクスワーゲン・トゥアレグでダカール・ラリー優勝。
 2011 年:BFGoodrich はナサール・サレ・アルアティヤがドライバーとなり フォルクスワーゲン・トゥアレグでダカール・ラリー優勝。
 2012 年:BFGoodrich はステファン・ペテランセルがドライバーとなり ミニクーパーでダカール・ラリー優勝。

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BFGoodrich について 100 年を超える伝統を持つ BFGoodrich は、あらゆる環境下で車を走らせたいという情熱を持つ 人々のために高性能タイヤを提供することを使命としている。BFGoodrich は技術的ノウハウ を 45 年に及ぶモータースポーツでの経験と融合させることにより、超高性能ストリートタイヤ からオフロードタイヤまであらゆる走行に適したタイヤを、「最高のパフォーマンス」という共通 の一つのテーマに基づいて提供する。BFGoodrich で車のパフォーマンスアップを図ってはどうだろうか。

 

www.bfgoodrichtires.co.jp/