「イメージオン 感謝祭2024」をレポート

2024.11.22

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ジムニーが、シエラ…が、イメージオンを埋め尽くす!!

昨年を遥かに凌ぐ盛況ぶりだった!
リフトアップ・ジムニーが、ローダウン・シエラが、
途切れることなく、イメージオンの駐車場めがけて飛び込んでくる
今話題のパーツメーカー、そして甘味処に出汁屋さん…
年に一度、イメージオンがプロデュースする店舗イベントのはじまりだ!!

イメージオンに道標を示すこととなった店舗イベントを開催
「感謝祭2024」と冠した今年は、来場者も出店社も昨年を遥かに凌ぐものだった!

お客様用に用意されたイメージオンの広い駐車場では、来店したジムニーやシエラを収容し切れず、この日は定休日だったお向かいさんの店舗駐車場をあらかじめ借りていたにも関わらず…。溢れんばかりのジムニーは、やむ終えず、イメージオン店舗フェンスに寄せて対応することに。大盛況の「イメージオン感謝祭2024」が、昨年に続き今年も開催された。
 
イメージオン敷地内で開催する店舗イベントが、リ・スタートしたのは昨年のことだった。同社では、これまでオフロードイベントや店舗イベントなど様々な “お祭り” ごとを開催してきたが、店舗を現在の場所に移転してからは、多忙な日々に追われ開催できずにいた。しかし、同社がプロデュースしている「選べる新車コンプリート」に、“-2.0パッケージ” をラインナップさせたことを記念して、10年ぶりに重い腰を上げるに至ったのだ。
 
そして、10年ぶりに開催された店舗イベントは、予想だにしていなかった展開を迎えることに。スペシャルゲストだったレインボーオート代表 横尾さんがさらなる提案を発したのだった。
 
「茂原で10年以上続けている『Jimny SUPER LAP』を、ここ愛知県でも開催しませんか! 」
 
ローダウン・ジムニー&シエラの展開に確かな手応えを感じ始めていた戸松社長は、応えるか否かを悩み続けていた。そんな折、茂原サーキットで開催された「Jimny SUPER LAP」を走り終えたその脚で、1時間以上手前にある自宅を通過し、汗と塵を落とさぬままイメージオンへ。「戸松社長、愛知県でも『Jimny SUPER LAP』の開催を、お願いします! 」。この若人の熱意ある言葉に打たれ、腹を決めた戸松社長は今年5月、美浜サーキットで「Jimny SUPER LAP」を開催。大成功に終わったその時の模様は、弊社YouTubeチャンネルでも公開されている。
 
イメージオンに、新たな方向性を見出すキッカケを作ってくれた店舗イベント。昨年を遥かに上回る集客を記録した「イメージオン感謝祭2024」の会場を、さっそく覗いてみよう。
 

イメージオンとパーツメーカーと飲食店…が作る特別な一日
こんなチャンスを見逃すことは出来ない!!

一列に並んでしまうと判りにくいが、実はこの写真に写っているジムニーJB23もJB64もJB74シエラも、すべて2インチローダウンが行なわれたジムニーたちだ。
 
昨年のイベントを開催していた頃、すでにイメージオンでは「-2.0パッケージ」を大々的に謳っていたのだが、来場する車両たちに意識を向けても、お見受けする機会はそれほど多くはなかった。それがどうだろう。一年経ったイベント会場では、リフトアップジムニー以上にとまではさすがに言い切れないものの、駐車場を見渡せば、必ずと言っていいほどローダウンされたジムニーやシエラが目に飛び込んでくる。
 
「ここまでローダウンジムニーが、世に存在していたとは…」これが、私の正直な感想だった。
 
今年5月に開催された「Jimny SUPER LAP in 美浜サーキット」の成功。そして、この日を境に、戸松さんはサーキット走行に興味を抱いたお客さんたちを引き連れ練習会に参加といった日頃からの活動が、ローダウン・ジムニーの存在を、ここ東海地方でも受け入れさせる契機となった。そして、もうひとつは、レインボーオート代表の横尾さんの存在だった。
 
特別プライスを設定したパーツメーカーのブースが近隣のジムニー&シエラで賑わう一方で、「僕のジムニーにもコンピューターの書換えをしてもらいたくて…」と語る来場者の多くは、他府県から訪れたジムニー&シエラのオーナーだった。サーキットや峠を攻めるストリート仕様だけでなく、リフトアップされた愛車にと、そこに垣根を見つけることは出来なかった。
 
愛車のカスタムアップに、通勤快適仕様に、そして戦闘力アップに…。イメージオンと、イベントの方向性に賛同したメーカー、そして女性やお子さんへのおもてなし役を演じたドーナツ屋さんや出汁屋さん。彼らが一丸となって作った特別な一日は、ここを訪れた来場者たちのハートに訴えかけるものだった。
 
温かい陽がオレンジ色に変わった頃。満足した表情を浮かべ帰路に就こうとするお客さんたちを、ひと通りお見送りした戸松社長は、私に向ってこう告げてきた。
 
「来年も必ず開催します。そのときも取材を宜しくね! 」
 
来年はさらに盛り上がるはずの「イメージオン感謝祭」は、なにをテーマに据えて取材しようかな。成長し始めたイベント、そしてハッキリと認識させてくれたカスタムの新たな潮流に、久しぶりに巡り会うことが出来たというワクワク感。「やっぱり、お祭りはこうでなくっちゃ!!」。
(文/写真:水島 仁)

 

多くのジムニー&シエラオーナーが、レインボーオート横尾代表へ会うために…!!

このイベントは、東海地域だけでなく関西や関東圏からも、多くのJB64/74オーナーを集めた。取材させて頂いた3人のオーナーさんは、偶然にも皆、レインボーオートで愛車のコンピューター書換えを実施。そしてこの日、「RainbowAuto」のステッカーをどれだけお見受けしたことか。「横尾さんにコンピューターチューンを!」と願うオーナーの多さに、ただただ驚かされた。
 

チューニングメーカー「トライフォースカンパニー」は長野県から

チューニング界を代表するメーカー「トラフォースカンパニー」代表の森泉さんとイメージオン戸松さんとは、20年にわたり親交を重ねている。今年イメージオンが主催した「Jimny SUPER LAP in 美浜」も、応援に駆けつけブース出展をしていた。ちなみに、イメージオンのサーキットマシン(右の写真)には、その時に協賛されたスペシャル・インテークが搭載されていた。
 

ジムニー&シエラ専用オイルを製造する「ルブロス」

サーキットからストリート、ジムニーやシエラ専用のオイルをも製造する「Lubross(有限会社ユーロリサーチ)」。この日は、エンジンオイルチケットが特価販売とあって、ブースは活況を呈していた。同社代表の永野さん(写真)は、戸松さんとは昵懇の仲。翌日開催された永野さん主催のサーキット練習走行会には、戸松さんもジムニーオーナーたちを連れ参加していた。
 

パーツメーカーが全国から集う!

このイベントの人気ぶりを反映するかのように、パーツメーカーのブースにも一層の賑々しさが! PLOTをはじめ、K-SPECやシエクル、柿本といったカスタムパーツメーカー、そして今やジムニー&四駆用ブレーキの顔となったディクセル、工具メーカーのスナップオン…。昨年増の顔ぶれは、イベントの盛り上がりを象徴するだけでなく、イメージオンによる彼らへの貢献度の証だ!!
 

イベントの目玉のひとつ!「スタッドレス大特価 予約販売」

タイヤメーカーからは、ブリヂストンとダンロップの二社がブース出店。この日だけに用意されたスタッドレスタイヤ大特価 予約販売は、このイベントの目玉のひとつと云うだけあって、訪れたお客さんたちからは真剣なオーラが発せられていた。ところで、いずれのブースもスタッドレスと肩を並べるようにスポーツタイヤが。これは、四駆イベントで初めて遭遇する光景だった。
 

コクピットで撮影OK! 「オートスピリッツ・バギー」

JFWDA戦、そしてグアムで開催されたスモーキンホイール(タイヤの写真は3h耐久レース出場時のママ)に10戦出場した「Auto Spirits」松浦さんは、昨年に続きバギーを展示。コクピットに座って記念撮影もOKで、写真のお子さんもまた、昨年に続きイベント参加。お母さん曰く「このバギーに乗りたい!」って楽しみにしていたのだそう。「来年は前歯が揃ったお顔で撮影だね」
 

どこでも楽しく快適に! がテーマ

レインボーオートによるコンピューター書換えで訪れたと云う「ヒロム」さん。仕事も遊びも快適に! をテーマに、ヒロムさんはエンジンルームをはじめ、前後バンパーやマフラー、ルーフキャリア、オーディオ、サスペンション…を変更。そのほとんどは、自分で取り付けた。そして、荷室にはレスキュー道具も。これは、もしもの時に備えて積んでいるのだそう。
 

ランエボ好きが昂じて…

埼玉県から訪れた「ぴーちゃん」さん。JA11を長く乗り続けた後、JB64を2018年8月にオーダーし1年後に納車。そして今春、レインボーオート製ダウンサスを装着し、現在のローダウン仕様に。ナンバープレートが助手席側へ移動しているが、これは大好きだったランエボに倣ってのこと、だ。
 

オフローダーが、サーキットへ転身!

ナナマルやプラドで林道を駆っていた西村さんは、このJB74を別の手法でカスタムしたいと一念発起。SNS Xで情報を集めていたところ、サーキットを走る三河ナンバーを発見。以来、コンタクトを重ねこのカタチに。高速とコーナー、雨中を快適に走るシエラで「Jimny SUPER LAP」に参戦する。
 

優しい味の「おとうふドーナッツ」

尾張旭市が運営する「ふぁんふぁん学童クラブ」の施設責任者でもある大竹さんは、学童が休みとなる土・日を使って、おとうふドーナツやコーヒーを販売する「そらいろめがね」を運営。
昨年の経験から、この日は「おとうふドーナッツ」を100食分用意したそうだが、お昼を過ぎた頃にはナント完売に。県内で開催されるイベントやショッピングモールでお会い出来るかも。
 

料亭の味を家庭にも! しかし、私の密かな楽しみは別なところに!

名古屋マリオットアソシアホテル日本料理 元総料理長の中川さん(おだしのみせ 中やひち八/ELEVEN代表)が配合した無添加のお出汁「之だし」の試飲・販売は今年も盛況。我が家でも使用させて頂いているが、家庭では味わえない料理の味に、調理した妻もビックリしたほど。しかし、この日の楽しみは中川さんのお弁当。本音は「お茶ではない飲み物を頂きたかった!」(笑)

  
 

今年は、助っ人も呼んで

オープンとなった午前10時から、店舗を訪れたジムニー、シエラ、そしてジムニー…の、交通整理を黙々とこなしていた男性スタッフ。そして、女性スタッフはお会計のレジを担当。来店するクルマもレジ前に並ぶお客さんも、陽が傾き始める頃まで途切れることがなかった。「立ちっぱなしの一日、お疲れ様でした。そして、今年も私を駅で拾って下さりありがとうございました!」
 

イメージオン 代表:戸松敦史さん

昨年に続き、今年も当社の駐車場や工場を使って「イメージオン感謝祭」を開催することができました。準備段階から、昨年以上の手応えを感じていたのですが、私たちが想像していた以上のお客様をお迎えすることが出来ました。この場をお借りして、御礼申し上げます。
来年もまた、秋が深まった頃にイベントを開催します。年に一度のお祭りへ、ぜひお越し下さい!」
 

イメージオン公式サイト

https://www.imageon.jp/