個性派ホイールが創り出した、愛車の新たなイメージ 〜モーターファーム
2022.7.1
-
-
パーツ
-
スズキ
-
行き交うクルマからの視線を感じ、琵琶湖畔を駆る
古き良きアメリカをイメージしたホイール「SONORAN」を履き
オシャレなアウトドアライフを演出するジムニーJB74シエラ。
一方、ヘビーデューティー仕様のホイール「FARM D10」が
人気SUV RAV4の脚もとに力強さを与えている。
すれ違う旅人の振り向く姿に悦を覚えながら、
二台の四駆による、梅雨の琵琶湖路を愉しんだ…。
クルマのイメージに深みを与えるふたつのホイール、そのデザインの妙
モーターファーム二台のデモカーが連なり、梅雨の後半戦を迎えた琵琶湖畔をツーリングする。雨に濡れた山間の樹々は、深緑にはまだ届かない、淡い緑だ。雨中の取材は可能な限り避けたいものだが、こんなキレイな樹々に囲まれた道を走れるのなら、話しは別。そして、チラッチラッと二台のデモカーに注がれる視線を感じると、モーターファームが所有するクルマでありながら、私たち取材班も我がことのように嬉しくなってしまう。
モーターファームがラインナップする「FARM SS PROセットサスペンションキット(2インチ)」を装着するジムニーJB74シエラ。そして同社のスチール製前後バンパーやマフラー「OFF-ROAD LEGALIZE」を纏うその姿は、走破性の高さを容易に創造させる。
そんなリアルオフローダーのJB74シエラだが、脚もとを飾るホイールには、同社がプロデュースする「SONORAN」が、どことなくふんわりとしたライトなイメージを醸し出す。まさに「ひとりキャンプの友」と呼ぶに相応しい雰囲気を創り出している。
一方のRAV4。「好きにまみれろ!」をキャッチフレーズに、ラフロードを意識した仕様となっているのはご存知の通りだが、トライアルレースをはじめ様々な競技会に参加するモーターファームスタッフには、どことなくひ弱に映るよう。そんなイメージを払拭すべく、RAV4には、ヘビーデューティーユーザー向けにデザインされた「FARM D10」ホイールが装着されていた。
どちらかと言えば、車両のイメージからすると選択が逆なのでは…と思えてくるのだが、対極に位置するホイールを履かせることで、いずれのデモカーも雰囲気をガラリと変えたのだから不思議だ。ホイールひとつで、走りのステージアップを予感させるのだから、その存在感はお見事と言う他ない。
モーターファームが、「SONORAN」と「D10」ふたつのホイールをリリースした間もない頃にも取材をさせて頂いたが、約一年が経過し、反響の高さからラインナップは充実。ジムニー&シエラのみならず、ハイエースやプラド、ラングラー…(下段参照)といった中・重量級の4×4オーナーからも、今や高い支持を得ている。
「これからも、サイズラインナップ=車種バリエーションを増やしていきますが、新製品も続々とリリースする予定です」と語るモーターファーム広報部吉岡氏。「ジムニー&シエラはもちろんですが、これからは、車種やブランドの枠も拡げていきたいんです」と、今後の方向性に対するヒントも。
「つねに前進する企業でありたい」これは、私が抱いているモーターファーム観。そんな同社の今後には、期待しかない!
(文章:水島 仁/写真:佐久間 清人)
Jimny JB74 SIERRA
同社オリジナル「FARM SS PROセットサスペンションキット(2インチ)」をはじめ、
十分な強度を誇る前後スチールバンパー、そしてデパーチャーアングルをも意識したマフラー…
これらを装着するJB74は、リアルオフローダーとして十分なポテンシャルが与えられている。
そんなシエラも、クラシカルにデザインされたホイール「SONORAN(ソノーラ)」が
アウトドアを意識させるようなライトな雰囲気を創り出している。
ジムニー&シエラの入門者にもおススメしたい
普段使いの街乗りから、アウトドアアクティビティーのトランポとして、さらには林道をはじめとするオフローディングの頼れる相棒として活躍が期待される「FARM 2インチアップ」サスペンション。そのアップ量から、ジムニー初心者にもおススメしたい。
◆FARM SS PROセットサスペンションキット(2インチ)JB74:¥177,738/セット
頑強なスチール製前後バンパー
十分な強度を誇るスチール製バンパーは、ジムニーJA時代を知るものにとってはやはり落ち着く。フロントはオーバーフェンダーに向うラインに曲げ加工が施されている。一方、リアはストレート形状。そして両端には「JB64 コンビテールランプSET カプラーON(¥15,444/税込)」をチョイス。
◆スチール曲げバンパーJB74(フロント):¥27,082
◆スチールストレートバンパーJB74 ビルトインテールタイプ(リア):¥21,384
アウトドアを楽しむなら、愛車にはぜひ!
フロントガラスのアール(曲線)をトレースするかのようにデザインされた「LEDルーフライト:写真上段」と、風防対策も考慮された「ルーフキャリア フラットタイプ:写真下段」いずれも、同社オリジナルだ。アウトドアの相棒とするのなら、必需品といえよう。
◆LEDルーフライト:¥42,768
◆アルミ製ルーフキャリア フラットタイプ:¥68,200
専用設計が行われた、オフロード仕様のマフラー
マフラーエンドをフレームギリギリまで上げ、全長を短くすることで、オフロード走行時における岩や障害物からヒットがしにくくなるよう設計。全領域にわたりトルクとバランスを向上させたオフロード仕様のマフラーは、心地良くそして存在感のあるサウンドを奏でる。H22年加速騒音規制に適合。JB74専用設計。
◆OFF-ROAD LEGALIZE:¥81,851
60年代の古き良きアメリカを駆ける4×4をイメージした “SONORAN”
アリゾナ州からカリフォルニア州、そしてメキシコ ソノラ州に広がる「ソノラ砂漠(Sonoran Desert)」。この広大な砂漠の名がネーミングの由来となったホイール「ソノーラ」。クラシカルなデザインは、角張ったJB74に実に良くマッチする。
<SONORAN ラインナップ>
◆ジムニーJB64(16×5.5J 5H 139.7 INSET 20):¥25,8050/本〜
◆JB74シエラ(16×6.0J 5H 139.7 INSET-5):¥26,950/本〜
◆プラド(17×8.0J 6H 139.7 INSET 20):¥33,000/本〜
◆ハイエース(16×6.5J 6H 139.7 INSET 38):¥28,600/本〜
◆ラングラーJL(17×8.0J 5H 127 INSET 38):¥33,000/本〜
◆軽自動車全般(14×4.5J 4H 100 INSET 45):¥22,000/本〜
RAV4
2インチリフトアップされたRAV4の脚もとを飾る「FARM D10(ディー・テン)」。
ヘビーデューティー4×4に向けてデザインされた「D:10」が、
TOYOTAがオフローダーと謳っているRAV4に、力強さを与えてくれた。
アグレッシブなテイストの演出に、「FARM D:10」は見事なまでの存在感を放っている。
“D” が10個並んでいることから
ネーミングされた「FARM D10」
DaytonaシリーズのデザインがモチーフとなったFARM D10。ジムニー&シエラをはじめ、デリカD:5やRAV4(50系)、ライズ&ロッキー、150プラド、ラングラーJL、そしてハイエース向けサイズをラインナップする。
今や、大人気のホイールだ。
<FARM D10 ラインナップ>
◆ジムニーJB64(16×5.5J 5H 139.7 INSET 20):¥23,100/本〜
◆JB74シエラ(16×6.0J 5H 139.7 INSET-5):¥24,200/本〜
◆プラド(17×8.0J 6H 139.7 INSET 20):¥33,000/本〜
◆RAV4 50系(17×7.0J 5H 114.3 INSET 30):¥30,800/本〜
◆RAIZE/Rocky(16×6.5J 4H 100 INSET 38):¥27,500/本〜
◆ハイエース(17×7.0J 6H 139.7 INSET 38):¥30,800/本〜
◆ラングラーJL(17×8.0J 5H 127 INSET 38):¥33,000/本〜
◆デリカD:5(16×7.0J 5H 114.3 INSET 38):¥28,600/本〜
5ZIGEN ASHIKU SPORTSマフラー
マフラーのテールデザインに、カーボン素材でアクセントが加えられた5ZIGEN「ASHIKU SPORTS」マフラーを装着したRAV4。重厚感のあるコンポジットカーボン=ASHIKUカーボンテールは、内管にポリッシュステンレスを採用する。
「D-10」ホイールと相まって、RAV4に走破性の高さを予感させる。
モーターファーム 吉岡氏
YouTube 4x4MAGAZINEチャンネルでもご登場頂いているご存知AKIJIこと、モーターファーム吉岡氏。
西日本地区で開催されるトライアルレースへの参戦は、氏のライフワークのひとつだ。そして、「ジムニーユーザーに四駆ゆえの楽しさと愉しみ方を伝えたい」を旗印に掲げる、モーターファームの広報マンでもある。
YOSHIDA、ひらら、そしてAKIJIとの毎月の取材は、仕事であることを忘れさせてくれる、私にとってはまさに楽しいひとときだ!