過酷な大地で生まれたパーツ、そしてギアが初上陸!
2025.2.13
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パーツ
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トヨタ
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オーバーランダー“ハイラックス“を作る確かなパーツ達
https://trd-motorsports.jp/importparts
灼熱のジャングルを舞台にタイを駆け抜けるアジアクロスカントリーラリー
時に、道なき道を何千キロも走破することが要求されるオーストラリア
そんな過酷な大地で育まれ、鍛えられた「TCD ASIA」そして「TJM」製品が日本に上陸した
二つのブランドがラインナップする本物のパーツ達をご紹介しよう
タイやオーストラリアのオフローダーが認めた製品の輸入元は
豊富なラリー経験を持つトヨタカスタマイジング&ディベロップメント=“TCD“
タイやオーストラリアのオフローダーや4×4オーナーたちから高い評価を得ているIMPORT PARTSの輸入元であるTCD(株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント、以下TCD)。この社名、耳慣れない読者諸兄も多いかと思う。執筆している私もその一人だった。しかし、TRDというブランドを耳にすれば、親近感が湧く読者は多いのではないだろうか。
本稿でご紹介するパーツたちの輸入元であるTCDは、アジアンラリーで輝かしい戦績を残してきたTRDと、トヨタ&レクサス車のカスタマイズアイテムをプロデュースするモデリスタが一緒になった企業なのだ。そんなTCDが、ここ日本でお届けする製品をご紹介することがこの記事のテーマなのだが、その前に、同社のラリーレイドの活躍ぶりをご紹介しよう。
アジアクロスカントリーラリー(AXCR)への挑戦、そして戦歴
①2016年:AXCR(タイ-カンボジア)に初参戦。ハイラックス日本発売前にタイから車両を購入してラリー車両を製作
②2017年:AXCR(タイ-カンボジア)参戦2年目。ラリーマシン(ハイラックス)をFIA Gr.-Tレギュレーション(ダカールと同じレース格式、レギュレーション)に則り、大幅に性能アップ
③2018年:AXCR(タイ)3年目。サスペンションをリーフリジットから4リンク+ショートホイールベースに改造した車両で参戦
④2019年:Tatts FINKE Desart Race(オーストラリア)参戦
⑤2019年:AXCR(タイ-ミヤンマー)4年目。2017年仕様を改良した車両とTCD ASIAが製作した車両で参戦
○2020/2021年:コロナのためAXCR開催中止
⑥2022年:AXCR(タイ)は距離を短縮して開催。この年からTRDはカスタマーサポートへ移行(日本チーム:AUTOBACS/TRAS)
⑦2023年:AXCR(タイ‐ラオス)カスタマーサポート2年目。タイ側のカスタマーが2台追加(TCD ASIAサポート)と2022同様日本チーム2台参戦
⑧⑨2024年:AXCR(タイ)カスタマーサポート3年目
※2017年以降は、オートマチックトランスミッションを使用
2016年来、灼熱のジャングルで戦い抜いてきたTCDが認めたパーツたちが、ここ日本に上陸することとなったのだ。そんなTCDが認めた本物のパーツたちをご紹介しよう。
アジアクロスカントリーラリーで育み、鍛え抜かれた「TCD ASIA」製品と
広大なアウトバックの国 オーストラリアで生まれた「TJM」ブランド
ここでご紹介するブランドはふたつ、だ。
ひとつは、タイの国内生産モデル(HILUX、COROLLA CROSS等)に、“TRD” をはじめ “MODELLISTA” や “GR” ブランドのパーツを開発している「TCD ASIA」製品。そしてもう一つが、1973年に創業したオーストラリアの4×4パーツメーカー「TJM」の製品だ。古くからの四駆乗りなら、黄色いロゴに見覚えがある方もいらっしゃるのではないだろうか。
まずは「TCD ASIA」製品だが、トヨタ・グループの傘下である株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメントの子会社となる同社がラインナップする製品群の中から、「ハイラックス」用製品をここ日本で販売する。
製品の特徴は下記をご参照頂きたいが、各商品は十分な強度とオフロードを走るためのスペック、機能美を併せ持ったデザインが与えられ、ボディに加工を施すことなく取り付けることを可能とさせた。TCDがハイラックスと共に戦い抜いてきたことを、これらのパーツは雄弁に語っている。
一方のTJMブランドは4×4に特化した老舗パーツメーカーとして、オーストラリアでは広く名の知れ渡ったブランドだ。
ハイリフトジャッキをはじめとするレスキューパーツ、ハイラックスに後付けされたラックやキャノピーの上段に設置するオーニングやルーフトップテント…をラインナップ。そして、いずれの商品もオーストラリアのアウトバックで過酷なテストをクリアしたモノばかり。高いパフォーマンスと機能性、そして確かな品質が提供されることだろう。
本格オフローダーとして、そしてワークホースとして活躍するハイラックス。そんな四駆こそ “本物” のパーツが相応しい!
(文:水島 仁/写真:佐久間 清人)
17インチアルミホイール:¥45,100/本(消費税込み)
大きなホールのある6本のスポークは短く、その外側には小さなホールを配置。これは大きな石がホイール内入り込むことを防ぐとともに、泥を排出するため。そしてリム部の光沢のあるシルバーカラーがインパクトを与えている。鋳造18kgでタイヤ重量と合わせると約60kgとなるが、これはラリーで培った「オフロードではバネ下重量が適度にあった方が良い」という経験からだ。走る、そして勝つためのノウハウが凝縮されている。17×7.5J +20 6H P.C.D 139.7。純正ホイールナット使用可。ハイラックス12#系専用品。
ルーフラック:¥187,000(消費税込み)
ボディーへ直接取り付けタイプの「ルーフラック」は、ボディへの穴開け加工は一切不要(写真左上)だ。また、ルーフラック フロントにある4個のでっぱり(凸部)は、補助灯を装着するためのワークランプベース(写真右上)。薄型のスマートなルーフラックは、とてもスタイリッシュだ。ハイラックス(12#系)専用品。
サイドステップ:¥68,200/片側(消費税込み)
スチール製の「サイドステップ」は十分な強度が与えられ、ブラック粉体塗装仕上げは、例えばガレ場での多少のヒットでも傷が付きにくい仕様となっている。またステップ面のメッシュ部(写真右)は滑り止めと、土や雪を車内に極力持ち込まぬようという配慮から。デザインもまた良い。なお、ボディへの取り付けは純正と同様。ハイラックス(12#系)専用品。
ベッドラック:¥198,000(消費税込み)
ハイラックスの荷台に取り付ける櫓「ベッドラック」は、ルーフトップテントを使用するための十分な強度が与えられている。取り付けはボルトオン装着(写真左上)で、シャベル(TJM製)が取り付けられているベッドラックのサイド部(写真右上)は、サンドラダーやハイリフトジャッキ等々の取り付けが可能だ。ハイラックス(12#系)専用品。
写真右)スキッドプレート(フロント):¥55,000(消費税込み)
写真左)スキッドプレート(ミドルセット):¥88,000(消費税込み)
はね石や突起物からエンジン下部や床下にある各種駆動系パーツをガードする「スキッドプレート」は、各パーツに泥や砂が入り込まないよう、また障害物の上を滑ることが出来るよう流麗な仕様となっている。そして、スチール製の各スキッドプレートは、もちろん十分な強度が与えられている。スキッドプレートにある△(三角)のデザインは、サイドステップやベッドラック…と、統一感のあるデザインだ。ハイラックス(12#系)専用品。
TJM ルーフトップオーニング:¥70,400(消費税込み)
生地やポールに十分な強度が与えられたサイドオーニング「TJMルーフトップオーニング」のサイズは、幅200x長さ250cmとベースキャンプとして十分な広さを提供する。
また同社では、幅の狭いリアゲート用オーニングもラインナップする。使用用途による選択が可能だ。
TJM 2人用
ブーリア ルーフトップテント:¥242,000(消費税込み)
寝心地の良い硬さのマットが一体式の「ブーリア ルーフトップテント」は、展開がとてもカンタン!
サイズは、オープン時:長さ240x幅140x高さ130cm/クローズ時:長さ120x幅140x高さ28cm/重量:58kgで二人用。まさに、大陸を横断するオーバーランドスタイルだ。
TJM製アウトドアグッズ
アウトドア用のテーブルや椅子をはじめ、夜のベースキャンプを明るく照らすキャンプライトキット、ルーフラックに積載したアウトドアギアを固定するためのラチェットストラップ…等、TJM製アウトドア用品やクルマ用ツールも充実している。詳細は同社のホームページを参照して頂きたいが、掲載以外の商品も多数ラインナップする。下記取扱店にて、ご確認・ご相談を!
※本文中に記載された金額に、取付工賃等は含まれておりません。
オフロードコースを併設
群馬トヨタRV Park
取材にご協力頂いた「群馬トヨタRV Park」は、オフロードコースと隣り合わせ。店内はランクルやハイラックス用パーツがズラリと並び、四駆に精通したスタッフが対応してくれる夢のような4×4プロショップだ。ここでご紹介したパーツを扱う販売店でもある。
海外事業部 グループ長
堀 雅隆さん
私たちは、タイやオーストラリアのオフローダーたちから高い評価を得ているIMPORT PARTSを、日本の四駆オーナーたちへお届けしています。公式サイトから気になるパーツがあったなら、取扱販売店をお尋ねください。HPに掲載のない商品も多数ありますよ!!
<取扱販売店>
群馬トヨタ自動車株式会社 RV Park
〒370-1201 群馬県高崎市倉賀野町 3109
https://gtoyota.com/rvpark/
株式会社フレックス・ドリーム
〒341-0037 埼玉県三郷市高州 1-253
https://www.flexdream.jp/
GOOD OPEN AIRS myX
(神奈川トヨタ自動車株式会社 マイクス横浜本店)
〒221-0052 神奈川県横浜市神奈川区栄町 7-1 myXビル
https://www.goodmyx.com/