【イベントレポート】第18回ジムニー祭り
2018.7.25
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イベントレポート
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スズキ
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新型ジムニーもレースに参戦!
ジムニーの一大祭典「ジムニー祭り」開催
四駆業界一大イベント「ジムニー祭り」。
コンテンツの充実は、家族での参加を誘い
今年もまた広大な駐車場は、イベント参加者のクルマでいっぱいだった。
そしてつい10日前に発売を開始した新型ジムニーが
展示はもちろんのこと
試乗車として100回をはるかに超える回数で、特設オフロードコースを走っていた。
そして隣接したレース会場では、なんと新型ジムニーが参戦しているのであった…。
◆開催日:2018年7月14、15日
◆開催場所:焼走り国際交流村特設会場(岩手県)
◆主催:クルマアソビフェス“ジムニー祭り18”実行委員会/エヌズ・ステージ
◆レポート:水島 仁
新型ジムニー発売を記念したコンテンツも!
そして若いスタッフが思い出させてくれた18年前の記憶
20年ぶりにモデルチェンジを果たした新型ジムニー&シエラ。エヌズ・ステージでは、その発売を祝い「レセプション」パーティーを開催したのは、ジムニー祭り2018が行われる10日前のことだった。新型ジムニーエヌズリミテッド(新車コンプリート)に装着が予定されている各パーツの製造メーカーがここ盛岡に集い、開発の抱負や意気込みを語り合った。ジムニー熱は盛り上がるばかり。こうして、今年18回目を迎える「ジムニー祭り」は、当日を迎えた。
ジムニー祭りの前身「ジムニーフェスティバル」が産声を上げたのは2001年5月のこと。(この年のみ、秋に二回目を開催)以降は年一のイベントとして、回を重ねて来た。15回となる節目の年でファイナルイベントとなったのだが、「再開」を願う多くのファンの声が後押しとなり、一年ぶりに復活する。“原点回帰”を掲げ、ジムニーを主人公にしたジムニーの祭典として、全国から参加者を集め再スタートした。このジムニー祭りの歴史は、ジムニーJB23の歩みに合わせるが如く、歳月を重ねてきた。
そして新型ジムニー&シエラが20年ぶりのモデルチェンジを果たし、同じ月に開催された「ジムニー祭り」。発売を祝い、そして何より参加者を楽しませることを大切にするエヌズ・ステージがプロデュースするジムニー祭りは、子供からお母さんまでをもハッキリと意識した、メニュー盛り沢山のイベントとなった。
二日間にわたるジムニー祭りは、観る者の脚を一カ所に留めさせない。ギャラリーが囲む特設コースではメインレース「ジムニートライアルレース」が行われ、一方では、ライブステージをはじめドリフト、魚つかみ取り、チェンソーアート、キャンプファイヤー、打ち上げ花火…と広大な会場のどこかで、何かしらのコンテンツが時間刻みで行われた。
そしてナイトイベント。オープンエアの心地よい風を感じながら、ライブに耳を傾ける。ここメイン会場でも、またアウトドアキャンプを愉しむテントサイトでも、グラスを傾けながらの語らいは、夜更けまで続いていた…。
二日間のイベントを終え、帰路へ着こうとする参加者たちのクルマをお見送りするエヌズ・ステージのスタッフたち。退場ゲートでは「ありがとうございました!」と声高に発し、深々と頭を下げている入社間もないスタッフの姿があった。
新型ジムニーの発売を記念したジムニー祭りは、例年以上にコンテンツが多かった。そしてそこには常に、様々なリクエストをする参加者達に、笑顔で応えようとするエヌズ・ステージスタッフの姿があった。今年のジムニー祭りに参加して温かい気持ちにさせてくれたのは、日焼けした笑顔で応えてくれた彼らによるものだ。
イベントも立ち上げの頃はレースがメインコンテンツだったが、いつ終わるのか誰も予想すら出来ない時もあった。でも楽しかった。それは、選手をはじめとする参加者から、そしてイベントを泥だらけになって運営していたちょっぴりお疲れ気味のエヌズ・ステージスタッフから、常に声を掛けて頂いていたからだ。今年私は「原点回帰」に相応しい振る舞いを、見せて頂いた。
夜の宴はいつまでも続く…会話を弾ませてくれた充実のコンテンツ
山の向こうへ陽が沈みかけるとナイトイベントがスタート。「ザ・マックショウ」をトップバッターに「二人目のジャイアン」らによるライブ、キャンプファイヤーそして盛大な打ち上げ花火が夜空を明るく染めた。
ライブハウス感覚で、また自然の風を感じながらまったりとした時間を過ごすキャンプで…。
皆思い思いの面持ちで、夜の宴を愉しんでいた。
CYBERJAPAN DANCERS ショー
イベント二日目には、サイバージャパンダンサーズのステージが二回開催された。イベント会場に四散していたギャラリーも、開幕時間となる頃には皆集まり大盛り上がりだった。
チェンソーアート
一本の丸太から、チェンソーだけを使い創り上げるチェンソーアート。写真(左上段)は、なんとトンボ。最後に羽根が付けられたのだが、そこに至るまでは何を製作しているのか想像すらつかなかった。昨年も驚かせてくれたコンテンツだ。
魚つかみ取り体験
こちらも昨年から行われているのだが、今年もチビッコたちには大人気のコンテンツだった。プールに放たれた魚を素手で取るのだが、動きが速くてなかなか掴めない。子供たちよりも熱が入っていたのは、彼らを取り囲んでいたお父さんとお母さんだった!
タイヤ交換タイムアタック
ジムニーの後輪を外し、タイヤを左右交換して装着するまでのタイムを競った「タイヤ交換タイムアタック」。こちらは、お父さん(もしくはお母さん)と子供が一組になって行われた。5組が参加したのだが、雪国ゆえタイヤ交換の機会が多いからなのだろう。参加者達は皆一様に、工具の扱いが上手い!
JORデモラン
&ドリフト同乗体験
二日間にわたり数回行われた「ドリフト同乗体験」。
ド派手な音量を放つタイヤのスキール音が、広大なイベント会場に轟いていた。パフォーマンスはもちろんのこと、同乗も出来るとあって毎回多くのギャラリーを集めていた。
佐藤偉知郎氏 TALK LIVE
フィッシングツールブランド“SOULS”代表佐藤氏によるトークショーが行われた。
ジムニーをはじめエブリイ、ハスラーの新車コンプリート「エヌズリミテッド」には、釣り仕様の“フィッシングマスター”がラインナップされているが、実はこの佐藤氏(写真/上段右)とのコラボ企画なのだ。
イベント一番のサプライズ!
ジムニーレースには、毎回ご夫婦で参加する鳥屋部夫妻。実はこのジムニー祭りが、ご主人が誕生日だった。奥さんからは、黄色いジムニー(ご夫婦の愛車)をカタチどったお手製のケーキ。そしてレース仲間からは手厚い歓迎!?を受けていた。「これからもお二人の走りを見せて下さい!」
表彰式&閉会式
各クラスの上位入賞の皆さん。(写真/上段左)エキスパートクラス
(写真/2段目右)ノーマルクラス
そして(写真/3段目左)レディースクラス。
「皆さん、上位入賞おめでとうございます!」
今年も恒例のジャンケン大会で、「ジムニー祭り2018」は閉幕した。
エヌズ・ステージ代表
矢羽々 博征氏
ジムニー祭りを主催するエヌズ・ステージ代表矢羽々氏。
「皆さまのおかげを持ちまして、今年も盛大にジムニー祭りを開催することが出来ました。
クロカン試走ステージも設けましたが、先日ついに新型ジムニー&シエラが発売されました。
ジムニー界が盛り上がるよう、そしてジムニーライフを楽しんで頂けるよう私たち社員一同邁進して参りますので、これからもよろしくお願い致します!」。
◆お問い合わせ:http://ns-stage.jp/
ジムニートライアルレース
ジムニー祭りのメインコンテンツとして開催された「ジムニートライアルレース」。今年は、ブース村に隣接しコース設定が行われた。参加台数は約100台。大会一日目は決勝レースの出走順を決めるための「予選会」。そして二日目は「決勝レース」。遠く京都から参加した大嶋選手(ハイブリッジファースト代表)は、新型ジムニーで参戦、話題を集めた。
ジムニー祭りで行われる「トライアルレース」は、毎年全国から選手達が集う。ギャラリーに埋め尽くされたコースを駆けることは「選手冥利に尽きる」と、多くの選手達が口を揃えて言う。