【イベントレポート】第24回 JOAフェスティバル

2019.5.29

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◆開催日:2019年5月18日(土)、19日(日)
◆開催場所:下館オフロード(茨城県)
◆主催:JAFEA東日本支部
◆レポート/写真:芳澤 直樹

 

女性同士の来場者も!

四駆ショップをはじめ、タイヤメーカーやパーツメーカーなどブースがたくさん出店、メイン会場は実に賑やかだ!
 
家族連れや女性同士で来場する四駆ファンも多く、ひと昔前の「四駆は漢(オトコ)の乗りモノ」といったイメージからは、ずいぶんと変化したものだなと感じた。
 

土曜日の夜には各キャンプサイトで明かりが灯り、思い思いのアウトドアスタイルを満喫する光景が広がり、すっかり恒例となった「花火の打ち上げ」では、会場から大きな歓声が上がっていた。

 
また、ショップブースでは、お客さんへバーベキューや飲み物が振る舞われ、夜遅くまで笑い声が続いていた。それこそ、寝不足となった参加者も多かったのでは! 四駆に乗ってオフロードイベントへ集い、火を囲みながら語らう。気心の知れた仲間と夜更かしをするのは、今も昔も楽しいものだ…。

 

陽が傾くまで行なわれたエクストリームレース

日曜日も雲ひとつない青空の下、会場へカスタマイズされた四駆たちが、続々と入場してきた。遅めだったずの朝は、一気に賑やかなものに変わった。

 
「フリー走行エリア」では、泥まみれでスタックする四駆やレスキューを楽しむオフローダ―の姿が多く見られた。単独走行でのスタックは不安なものだが、仲間が沢山いるなかでは、スタックもまた楽しい。
 


同時に、メイン会場ではUTVのポラリスRZR XP100と、Wicked Creations製DS-2シャシーにV8エンジンを搭載したオフロードバギー2台が、デモンストレーション走行を披露。BAJAさながらの砂埃を巻き上げながら疾走するマシンに、同乗体験も出来るという機会に恵まれた参加者は大興奮の様子。カメラを構えながら思ったことは、羨ましい!

 のひと言だった。
 
ところで、JOAフェスティバルといえば、やはり「エクストリームレース」だ。
 

スタートすると、モトクロスコースさながらのウオッシュボードをハイスピードで走り抜け、凶悪なモーグル地形を走破。マッディーなコースでドロドロとなり、最後はロックセクションを突破して、やっとゴール! というコース設定。
 

厳しいエクストリームなコースに、今年はナント51台がエントリー。そして51台中、完走した車両は約半数となる26台。マシンの性能もさることながら、高いテクニックが要求されるコース設定だった。
 

ランドクルーザーをはじめとする重量級4×4。小さな本格オフローダージムニー…。すべてが同一時条件で競い合うなか、軽量&小型で有利と思われたジムニー勢は、深いモーグル地形に阻まれて次々とリタイヤ。そんな中、ランドクルーザーやジープたちが、迫力の走りを披露してくれた。
 

一番時計は、1分57秒でゴールした四輪オフロードUTVカンナムで参戦した東山 武選手。続いて二位はサスペンションをコイルオーバー化してホーシングもDANA44へスワップしたJeep CJ-7。両者とも、スムーズでパワフルな走りが印象的だった。
 

3位はオレンジ色のロックモンスター ラングラーTJを駆る松代和彦選手。ロッククロウラーとして製作されたマシンは、ハイレンジを選択したものの、惜しくも二位からは5秒差であった。
 

51台すべての車両が走り終える頃には、陽が西に傾いていたが、難関コースへ挑むエントラントたちへ、ギャラリーからの歓声と拍手は、最後まで途絶えることはなかった。
 
すっかりと陽が沈んだ会場。しかし最後まで来場者とそしてレース参加者たちは、ニコニコ顔だった。
 
四駆乗りには、クロカン派/キャンプ派/ドレスアップ派など、様々な接し方そして楽しむステージはあるが、すべてのユーザーを受け入れてくれる懐深いイベントであることを、あらためて感じさせてくれた。そして「JOAフェスティバル」は、いつの間にか、私のライフワークそのものになってしまったようだ!

 

メイン会場隣のオフロードコースは、フリー走行の会場として二日間解放された。「泥と戯れる」という形容がピッタリだ!

 

タイヤメーカーをはじめ、パーツメーカーそして四駆ショップが連なるブース村。掘り出し物がいっぱいのブース。そして製造&製作元と直接話せる貴重な場となった。

 

BAJAさながらのバギーが、デモンストレーション走行で異次元の走りを披露。幸運にも同乗することを許された来場者が羨ましい…。

 

JOAフェスティバル受付の風景。早朝から長蛇の列は、過去最高の来場者を記録。イベント参加者は、毎年増え続けている。

 

「エクストリームレース」上位入賞の皆さん、おめでとうございます! 午前中からスタートした51台のマシンによるレースは、陽が西に傾くまで行なわれていた。

 

二日間にわたるイベント最後のメニューは「ジャンケン大会」。写真にあるバナナは、会場となった下館オフロードの農園で育てられたモノ。このイベントお馴染みの光景だ!

 
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