新車コンプリート『-2.0 Debut! 発売記念』イベントを開催 〜イメージオン

2023.11.27

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カスタム談義に花を咲かす!

工場(作業ピット)には作業風景がなく、
広い駐車場に留めてあるはずのクルマも、今日はなんだか少ない…。
これらに代わって、
本日は、ロゴがプリントされた色彩豊かなテントや移動販売車が、お出迎え。
10年ぶりに開催された、イメージオン店舗イベントの始まりだ!

10年ぶりに復活! メーカー各社が一同に集うイメージオンの店舗イベント

●動画 「ジムニー&シエラ『2インチダウン新車コンプリート』が登場」:
再生回数 48,763回(2023/03/21公開)
●動画 「Jimny JB74 SIERRA -2.0Package 第二弾『ローダウンジムニーで林道を駆る』」:
再生回数 21,249回(2023/07/19公開)
この2本の動画実績は、イメージオンがプロデュースするジムニーJB64/74新車コンプリートに加わることとなった「-2.0パッケージ」を題材にしたもの。先に公開した2本の動画実績からも、2インチローダウンされたジムニーに対する、興味の高さが見えてくる。
 
「まずは見て欲しいんだ」と、心を弾ませるイメージオン戸松社長の口からは、いつになっても「何を」に当たる主語が出てこなかった。そして、ローダウン・シエラと初対面を迎えた取材当日。私たちの前に現れたJB74の姿は、想像の枠をはるかに超えたものだった。ただ立っているだけでは見えるはずのないシエラの屋根が見え、短くなった脚もとにはコンチネンタルのタイヤが装着され、いざ走り出すと街中ではキビキビと、そして、気持ちを昂らせてくれた山間のワインディング…。カスタマイズド・ジムニーを数え切れないほど観て触れてきたが、これほどの衝撃はそうそう受けるものではない。“度肝を抜かれた”この日のことは、鮮明に残っている。
 
ところで「-2.0パッケージ」とネーミングされたシエラには、レインボーオート(千葉県)が開発したサスペンションが組み込まれているのだが、戸松社長もまた、ローダウンされたレインボーオートのデモカーの運転席を預かったとき、大きな衝撃を受けたようだ。
 
「遠く千葉県から、レインボーオート横尾社長がデモカーを駆って、突然お見えになって。せっかくだから、ハンドルを握らせてもらったんです。普段使いも多いジムニーだからこそ、シッカリとした足で街中を走らせたい、と思っている僕の考えと一致するものだったんです。それこそ即決です。『このサスペンションを、イメージオンでも扱わせてください』ってね」。
 
あっという間にローダウン・シエラは完成し、「-2.0パッケージ」としてイメージオンの新車コンプリートに加わることとなった。そしてしばらくすると、またも横尾社長から「愛知県でイベントに参加することとなりましたので、翌日、イメージオンさんで店舗イベントを開催していただけませんか!? 僕は出展者として必ず参加します!」との問い掛けに、この時もまた、即答だ。「横尾さんがお越し頂けるのなら、『-2.0パッケージ』のデビューフェアを企画します!」。
 
横尾社長がいつも突然のことなら、受ける戸松社長もまた即断する。どうもこのふたり、タイプが似ている。こうして戸松社長は良きパートナーを迎え、10年ぶりとなる店舗イベントの当日を迎えることとなった。
 

パーツメーカーやユニークなブースが集った、ジムニーオーナーには贅沢な一日

10月22日を迎えたイベント当日。いつもの日曜日であれば、AM9:00頃ならまだイメージオンの前を走る道の交通量は少ないはず(きっと)なのだが、私(筆者)が到着した時には、すでに参加者と思われるジムニーオーナーが、入り口前に集まり始めていた。
 
そしてオープンとなるAM10:00。オレンジのつなぎを着た同社のスタッフが、訪れた車両の誘導を行なっていくと、広い駐車場は瞬く間にジムニーで埋まってしまった。駐車場に一列に並ぶカラフルなメーカー、そしてピットには女性にも楽しんでもらえるブースがお出迎え。しだいにお客さんと出展者間の緊張が解れていくと、いよいよ10年ぶりの開催となったイメージオン「-2.0 DEBUT! 発売記念イベント」のスタートだ。
 
スタッドレスタイヤやホイールとのセット販売を、イベント特価で提供するブリヂストンやダンロップブースからは電卓の音が響き、ディクセルやK-SPEC、プロテクタ、ルブロスといったブースでは、メーカースタッフと直接会話ができる貴重な機会だけあって、質疑応答が繰り広げられていた。そして、このイベント開催きっかけともなったレインボーオートでは、ブース脇で横尾社長がコンピューターセッティングを行い、早速の取り付け。一際、参加者からの注目を集めていたが、この日だけで10数台以上のセッティング+予約販売してしまったのだから驚きだ。
 
個性的な出展者は、これだけではない。小腹を満たし、真剣な商談にほっと一息する時間を提供してくれたおとうふドーナツを提供する「そらいろめがね」さんや、例えばモーターショーのような大きな展示会でしかお見受けしないハンドマッサージを「ローズ」さんが、そして「中やひち八」さんでは、同代表で名古屋マリオットアソシアホテル日本料理の元総料理長が手がける「お出汁」の試飲・販売もまた、注目を集めていた。
 
イメージオンが手がけたジムニーを見ているだけでも楽しい。なぜなら、選べる新車コンプリートを展開する戸松社長の言葉の通り、どれひとつとして同じ仕様がないからだ。そんなジムニーを興味深く見ていた参加者K.Hさんは「朝から参加して、お昼までには帰るつもりだったんですが。個性的なジムニーたちを見ていると、帰ることができなくなってしまって…。実は今日、夜勤なんですけど、仮眠を諦め、これから直接職場へ向かいます!」と一言。秋の空は、間もなくオレンジ色になろうとしていた。
(文章/写真:水島 仁)
 

 

10年ぶりのイベントには、懐かしの顔も参加

10年ぶりの店舗イベントは10:00からの開催だったが、来場するお客さんは途切れることなく、15:00過ぎまで駐車スペースは、ジムニーで満ち溢れていた(写真左)。
そんな中、デリカD:5で来場したこの方(写真右)は、数年前までジムニーを駆るイメージオンのお客さんだった。曰く「前を通ったら、いつも以上にお店が賑やかだったから、ついハンドルを切ってしまったんだ」とか。「ジムニーは降りてしまったんだけれども、つい気になってね」。これまでの戸松社長との深いお付き合いが、容易に想像できる光景だった。

 

JB64/74のコンピューターチューンは1,000台以上! 圧倒的な実績を誇るレインボーオート

ECUのプログラムを読み書きするためのTOOLや読み出したプログラムを記録するためのソフトウェアなどを開発するエイリアンテック ジャパンの代理店でもある「レインボーオート」横尾社長(写真右下)は、エイリアンテックが進めていたジムニーのコンピューター解析から携わってきた。JB64・74のコンピューターチューン実績は、これまで1,000台以上にのぼると云う、他社の追随を許さぬ第一人者だ。
また、イメージオンがジムニーJB64・74新車コンプリート「-2.0パッケージ」に採用したスプリングキットの開発メーカーでもある。
イメージオンによる「-2.0 Debut! 発売記念」と題されたイベントの開催を後押ししたのも横尾氏だったのだが、この日、コンピューターの即日書き換え(事前予約が必要/写真左下)を10台以上行っていた。そして、その様子と人気ぶりは、まさに圧巻だった。

 

スタッドレスやアルミホイールとのセット販売は、イベント特価!

個性的なブースが並ぶ中で、ひたすら電卓を打ち熱気を帯びていたのがタイヤメーカー「ブリヂストン」と「ダンロップ」のブースだ。スタッドレスのみならず、夏タイヤそしてアルミホイールとのセット他を、すべてイベント特価にて販売していたのだから、このチャンスを逃すまいと、ここを訪れたお客さんたちが必死になるのも頷ける。

 

愛車に確かな制動力を!

カスタマイズ率の高い、そして末長く乗るオーナーも多いジムニー。イメージオンでは、そんなオーナーこそ「ディクセルのブレーキパッド&ディスクローター」をオススメする。10年前の店舗イベントでもブース出展していたが、ディクセルともまたお付き合いが長い。信頼を寄せている証だ。

 

セキュリテイーのプロテクタ

イメージオンでは、JB23新車コンプリートのオプションのひとつとして、カー・セキュリティーシステムをメニューに挙げていたが、「公私ともに、その頃からのお付き合い」と、プロテクタ代表 藤澤氏。ポータブルバッテリーをはじめとする同社のオリジナル商品を展示・販売していた。

 

ジムニーのオイルには「ルブロス」

10万キロをはるかに超えたJA系ジムニーも多く訪れるイメージオン。同社が薦めるオイルは、ジムニー向けに専用開発された「Lubross」の一択。「日常の足として使用するチョイ乗りジムニーこそオイルの痛みが速いため、早めの交換が必要」と、発売元の永野代表からアドバイスを頂いた。

 

内外装のパーツを展示・販売

インテリアからエクステリアにいたるまで、ミニバンや乗用車系のパーツを中心にプロデュースしていたケースペックだが、ここ最近では、ジムニー向けも積極的に展開する。ジムニー用の小物パーツからエアロまで、スタイリッシュを求めるジムニーオーナーたちから、熱い視線を集めていた。

 

プロユースの工具をあなたに

イメージオンの工場(ピット)から並ぶ出展ブースの一番奥には、Snap-onの道具がぎっしりと詰め込まれたバンが、クルマ好きたちを待ち構えていた。ジープやランクル、そしてジムニー乗りには、専用工具を持つオーナーが多いが、そんな彼らにとっては垂涎の工具を手に入れることができた。

 

イベントを訪れた奥さん向けに! ハンドマッサージで迎えてくれた「ローズ」さん

愛知県扶桑町で山野愛子どろんこ美容「ローズ」を運営する松山さん(写真左)は、「来店してくださった奥さんたちに、マッサージをお願いできませんか」と、戸松社長からのオファーで出展することに。優しい口調と丁寧な施術に、松山さんの人柄が表れていた。
「小学一年生の男の子が、お客さんとして可愛い手を差し出してくれたんです。『帰ったら、お母さんに同じことをしてあげてね』って、解説を加えながらマッサージしたんです」。このやり取りが、なんとも微笑ましい。

 

おとうふドーナツを提供する「そらいろめがね」さんからは、甘い香りが

イメージオンで車検や整備を依頼する愛車のジムニーJA11(写真右下)で、尾張旭市からトレーラーを牽引してコーヒーやおとうふドーナツをお届けする「そらいろめがね」さん。同店のオーナー大竹さんは、同市で運営している「ふぁんふぁん学童クラブ」の施設責任者。現在は学童の方が忙しいようで、おとうふドーナツの移動販売は、こういったイベント出店が多いのだとか。
出展者にはサービスチケットが用意され、おとうふドーナツやコーヒーなどが振る舞われた。「立ち続けで疲れていた身体が癒やされました。ごちそうさまでした!」。

 

中川総料理長が経営する「中やひち八」のお出汁の試飲と、まるで料亭! のお弁当に舌鼓

お出汁の店「中やひち八」を運営する中川さん(イレブン株式会社 代表)は、名古屋マリオットアソシアホテル日本料理の元総料理長という経歴の持ち主。ホテル内にお店を構える料理店や独立経営する割烹や料亭などにも呼ばれ、料理の真髄をお伝えすることを生業としている。
この日は、イベント出展した業者さんへ戸松社長からの粋な計らいで、中川さん(右下写真:左)がお弁当(左下写真)をみずから作り持ってきて下さった。お弁当を指定された向きにして包みを開けると、鮑に松茸、甘鯛に車海老…と、まさに料亭。私もご相伴に預かったが、本音を言えばお茶ではなく日本酒が欲しかった…。(苦笑)
写真上段は、「中やひち八」さんが販売している「之だし」の試飲・販売の様子。

 

今日は夜勤なんですけど、つい…

JB74を2インチダウンした県内在住のK.Hさんは、人生初のジムニーに、当初は車高アップを考えていた。コンピューターチューンも行い、キビキビとした走りに大満足。「来場するジムニーを観ているだけで、楽しくって。夜勤があるんですけど、仮眠をとらずに職場へ行くことに決めました!」。

 

レーシングバギーのコクピットって!?

戸松社長と親交の深い現役選手からお借りしたレーシングバギーも展示。なかなか見ることのできないマシンの脇で記念撮影したり、コクピットに乗り込んでみたり…、記念写真をせがむ子供たちを多くお見受けした(写真右)。
そして、興味を惹かれたのは子供だけではなかったようで。こちらのお母さんはコクピットをしばらく眺めていた(写真左)。

 

「スタッフの皆さん、お疲れ様でした!」

多くのお客様が、店舗へ来場したイベント当日。イメージオンの男性スタッフは、途切れることのないクルマを車道から混雑した駐車スペースへ的確に誘導。訪れたお客さんたちは混乱することなく、愛車を駐めることができた(写真両端)。
また、日頃は経理=バックヤードで事務を行なっている女性スタッフ(写真中央)は、レジ係を担当。そして、早朝、私を尾張一宮駅までお迎えに来てくださった。
「楽しい一日をありがとうございました。そしてお世話になりました!」。
 

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