日産、「エクストレイル」をマイナーチェンジ

2017.6.8

    • 四輪駆動車
    • 日産

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今回のマイナーチェンジでは、内外装のデザイン変更のほか、高速道路同一車線自動運転技術「プロパイロット」をオプション設定するなど先進装備の充実が図られている。

 

ラインナップは装備の違う20Sと20Xの2グレードを軸に、パワートレインと駆動方式、乗車定員(2列シート5名、3列シート7名)を選べる構成になっており、全部で10種類となっている。
パワートレインは従来同様の2リッターガソリンエンジンと、ハイブリッド(2リッターガソリンエンジン+モーター)の2種類、トランスミッションはエクストロニックCVTが組み合わされる。ちなみに、ハイブリッドモデルは2列シートのみの設定だ。
駆動方式は4×2(FF)と4×4があり、4×4には前後のトルク配分を50:50に固定するLOCKモードを装備している。

 

なお、日産の関連会社であるオーテックジャパンがリリースする特別仕様車「モード・プレミア」と「エクストリーマーX」も、ベースとなるエクストレイルに合わせてマイナーチェンジされた。

 

新型エクストレイルは6月8日から販売される。価格は219万7800円~309万8520円(消費税込)。

 

2017060802201706080320X HYBRID
●SPECIFICATION…全長×全幅×全高:4,690mm×1,820mm×1,730mm(ガソリンモデルの全高は1,740mm)/ホイールベース:2,705mm/乗車定員:5名/エンジン形式:直列4気筒DOHCガソリンエンジン+モーター/排気量:1,997cc/最高出力:108kW(147PS)-6,000rpm+30kW(41PS)/最大トルク:207N・m(21.1kgf・m)-4,400rpm+160N・m(16.3kgf・m)/トランスミッション:エクストロニックCVT/駆動方式:4WD/サスペンション:前ストラット・後マルチリンク/ブレーキ:前後ベンチレーテッド・ディスク/ステアリング形式:パワーアシスト付ラック&ピニオン式/タイヤ:225/65R17

 

 

【エンジン】
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2リッター直4DOHCガソリンエンジンにモーターを組み合わせ、最高出力108kW(147PS)/6,000rpm+30kW(41PS)、最大トルク207Nm(21.1kgm)/4,400rpm+160Nm(16.3kgm)を発生する。

 

 

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ハイブリッドモデルと同じエンジンを搭載し、最高出力108kW(147PS)/6,000rpm、最大トルク207Nm(21.1kgm)/4,400rpmを発生する。

 

 

【インパネ全景】
2017060806Dシェイプの異形ステアリングを採用し、内装色をブラックに統一したスポーティーなインパネ。

 

 

【メーター】
20170608072017060809視認性優先のシンプルな2眼メーターの中心に、インフォメーションディスプレイをレイアウト。プロパイロットの設定はこのディスプレイで確認する。

 

 

【ALL MODE 4×4-i】
2017060808センターコンソール上のダイアル操作で、「2WD」「AUTO」「LOCK」を切り替える。AUTOモードのトルク配分は通常(前:後)100:0で走行し、走行状況により最大50:50まで自動的に調整する。LOCKモードでは常に50:50で固定される。ハイブリッドモデルはLOCKモード時、モーター駆動OFFになる。

 

 

【カーゴ】
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ハイブリッド車のリアシートは6:4分割可倒式。3列シートモデルは設定されていない。

 

 

201706081320X(3列シート)
3列目シートの座面は薄く、座り心地はお世辞にも快適とは言えない。一時的な使用のためのシートと割り切った方が良さそうだ。2列目シートは4:2:4の分割可倒式を新採用。

 

 

【シート】
2017060811濡れた衣服のままでも、気兼ねなく着座出来る防水シートを引き続き採用。これはエクストレイルの良き伝統と言える。

 

 

【2列目シート】
2017060814リクライニングに加え前後スライドも可能な2列目シート。これまでの3列シートモデル専用装備から、20Xの2列シートモデルにも新採用。スライド量は200mm。

 

 

【タイヤ】
2017060815タイヤサイズは前後とも225/65R17。20Xのガソリンモデルのみ225/60R18を履いている。

 

 

【フロントマスク】
2017060816最近の日産車のアイデンティティーとなっている「Vモーション」をより強調した、力強いデザイン。

 

 

【モード・プレミア】オーテックジャパン扱い
2017060817左右2本出しマフラーや本革シートを標準装備するなど、内外装の高級感を高めたモデル。
ラインナップは装備や乗車定員、パワートレインと駆動方式により計12種類となり、ベースとなるエクストレイルよりも選択肢が広い。
写真はトップグレードとなる「モード・プレミア HYBRID ハイコントラストインテリア 4WD」

 

 

【エクストリーマーX】オーテックジャパン扱い
2017060818前後にアンダーカバーが装着され、エクストレイルのワイルドでタフなイメージをより強調したモデル。
2種類のガソリンモデル(2列シート、3列シート)とハイブリッドモデルの計3タイプをラインナップしている。駆動方式は全て4WD。
写真は20X エクストリーマーX(2列シート)

 

 

文・写真/永本大樹

 

新型エクストレイル特設サイト
http://www2.nissan.co.jp/X-TRAIL/