AXCR2026、いよいよスタート!

2026.7.27

    • ラリー
    • スズキ

苛酷なジャングルに挑む
GEOLANDAR戦士たちに注目

2026年夏、今年も東南アジアを駆け巡る、
世界有数の苛酷なラリー「アジアクロスカントリラリー(AXCR)」が開催される! 
「AXCR 2026」は8月10日に、タイ・パタヤをスタート。
その後タイ国内を6日間で走り切る総走行距離2,000kmの行程だ。
そんな中、注目したいのはヨコハマ「ジオランダー」を履いたエントラントたち。
昨年総合優勝を果たしたチーム三菱ラリーアートはじめ
上位入賞者がほとんどを占めた最強のオフロードタイヤ“GEOLANDAR”。
今回は、そんなジオランダーを装着するエントラントたちの意気込みをレポートする。

 

アジアクロスカントリーラリー2026概要

⚫︎開催期間:2026年8月10日~15日
⚫︎開催地:タイ王国・パタヤ→ピッサヌローク
⚫︎総走行距離:約2,000㎞(LEG-1~LEG-6)
 

 

AXCR装着率40%以上
“GEOLANDARは最強タイヤ”であることを証明

4×4&SUVファンはもちろん、今や世界中のモータースポーツファンから大きな注目を集めているのがFIA(国際自動車連盟)公認の国際ラリー「アジアクロスカントリーラリー(AXCR)」だ。競技の舞台は東南アジア 灼熱のジャングル地帯。世界有数の苛酷な自動車競技と呼ばれるゆえんだ。
 
日本人エントラントの多さでもお馴染みになっているAXCRだが、今年も多くの日本人、日本チームが参加する予定だ。近年は国同士はもちろん、カーメーカー同士、タイヤメーカー同士の闘いも熾烈になっていて、観戦する側としてはまた、楽しみが増えていたりする。
 
そんな中、今回はヨコハマ「GEOLANDAR(ジオランダー)」を装着して参戦するエントラントたちに意気込みを聞いてみた。GEOLANDARは、AXCRで毎年、40%以上の出場車両が装着、しかも上位入賞を続けていて、昨年はチーム三菱ラリーアートが総合優勝を果たすなど、最強のオフロードタイヤであることを証明している。そんなGEOLANDARに選手たちはどんな思いを託すのだろう?

 

クスコレーシングから出場!
国内最強の番場 彬選手

国内で行われている「XCRスプリントカップシリーズ」で、ハイラックスを駆り4連覇を達成中。今、注目の新進オフロード・ドライバーがクスコレーシング所属、番場彬選手だ。昨年は満を持してAXCRにトライトンで初出場、しかし初めてのクロスカントリーラリーは数々のアクシデントに翻弄され、完走を果たしたものの総合37位に終わる。
 
「昨年のAXCRではゴツゴツした岩場を走ったり、気づいたら沼にハマっていたり、自身のラリー人生でも経験したことがないことばかり起きました。ふだんのスピード系のラリーでは事前にコースが把握できているんですが、クロスカントリーラリーはその日の朝、渡されるコマ図がすべてで、先がまったく分からない、そこが難しさでしたね。まさに“冒険”そのもので、ただしボクにとっては非常にやりがいのあるラリーだと感じています」
 
そしてもちろん、番場選手は今年もクスコレーシングからトライトンで出場する。国内のXCRラリーではGEOLANDAR X-ATを装着して年間チャンピオンを何度も獲得しているが、昨年のAXCRではGEOLANDAR M/T G003を履き、今年も同じくG003で出場とのこと。
 
「あらかじめコースが分かっているXCR(国内ラリー)では、コーナーにもスピードが乗ったまま飛び込んでいけるので剛性の高いX-ATが有利。でも先の見えないAXCRでは突然の路面変化にも対応できるG003にアドバンテージがあると思います。G003はいかなる場所も、“タイヤをタテに使うと”スゴい加速を生みだしてくれるのが気に入っています。もちろん昨年も、タイヤについてはノートラブルで走り切りました!」
 
一度経験したAXCR。今年はまず一日一日のクリーンな完走と、コンスタントな上位入賞を目指していくという番場選手。冷静に、着実にクロスカントリーラリーを楽しんで欲しい!
 

クスコレーシング所属
番場 彬選手

’07年より国内ラリーに初挑戦、以来、WRCラリーやアジアパシフィックラリーなど海外ラリーで経験を積み、5年前からXCRスプリントカップにハイラックスで出場、シリーズ4連覇を果たす。昨年AXCRに初出場し、見事完走。出場車両のトライトンには、GEOLANDAR M/T G003を装着予定だ。

 

後輩の羽根田選手へ
アドバイスを送る番場選手

AXCR2026にGEOLANDAR CTS RALLY TEAMから初出場する羽根田琴選手(写真右)は、国内ラリーではクスコレーシングのチームメイト。
本戦では違うチームになるが、番場選手は昨年の経験を的確にアドバイスしていた。

 

女性コンビが再び完走を目指す!
GEOLANDAR CTS RALLY TEAM

GEOLANDARのオフィシャルチームであるGEOLANDAR CTS RALLY TEAM。昨年は女性のみで構成した2台体制で出場したが、今年は1台、やはりドライバー&コ・ドライバーいずれも女性による体制で出場する。ドライバーを務めるのはラリー歴2年、XCRスプリントカップシリーズに出場している羽根田 琴選手、コ・ドライバーは昨年に続き槻島もも選手だ。
 
出場車両はジムニーシエラJB74。昨年と同じクルマを、チームのメカニックを務める中央自動車大学校(CTS)の生徒たちが分解整備・改良した。
 
「番場 彬選手は私が所属するクスコレーシングの先輩なんですが、大変な話しをたくさん聞かされたし、貴重なアドバイスもたくさんしていただけました」
 
XCRではやはりハイラックスで出場している羽根田選手だが、シエラの手応えは?
 
「ハイラックスに比べてコンパクトで、とても操作性に優れていると思います」
 
一方、槻島選手は今回、昨年に引き続き2度目のチャレンジ。昨年は総合33位入賞で完走を果たしているが、
「今年はミスコースを減らし、規定時間内に走ることを目指します!」と、より上位を狙うことに燃えている!

 

昨年の経験がフィードバックされたJB74シエラ

出場マシンは昨年同様、JB74シエラ。ワイドトレッド化など各部に改良が加えられている。
 

コマ図を読みこなせ!

コマ図を使ったクロスカントリーラリーは、羽根田選手にとって初めての経験。もちろん槻島選手のナビゲーションがポイントになる!

 

 

 

 

もしものために…

何が起こるか分からない、のがAXCR。ウインチワークも習得しておく必要がある……かもしれない。

 

軽量な6プライ仕様を装着

装着タイヤはGEOLANDAR M/T G003、205R16C(6プライ)。
このサイズには6プライ仕様と8プライ仕様が市販されているのだが、今回は軽量な6プライ仕様を選んだ。
ホイールオフセットは-20で、少しトレッドを広げている。

 

 

 

 

 

GEOLANDAR CTS RALLY TEAMのサポートは
中央自動車大学校が担当

GEOLANDAR CTS RALLY TEAMをサポートするのは、昨年に引き続き「中央自動車大学校(CTS)」の4年生たち。昨年、本戦で使ったジムニーシエラJB74を一度バラバラにして各部を修理・強化。またサスペンションのセッティングなども行っている。
 
ちなみに生徒たちはCTS“一級自動車整備課”で、全員、すでに一級整備士の資格を取得。卒業までの集大成として、このRALLY参加というプログラムが組まれているそうだ。またAXCR本戦に帯同する生徒も、この4年生の中から選抜されるという。
 
チーム監督を務めるCTS副校長の小谷秀則先生は、
「AXCRは教育の場。困難をチームワークで乗り越えていきながら、ほかではできない多くの経験を積んで欲しい」と生徒たちにエールを送る。

 

中央自動車大学校
副校長:小谷秀則先生

今回もGEOLANDAR CTS RALLY TEAMをサポートする中央自動車大学校(CTS)。
小谷秀則先生は同校の副校長で、チームの監督も務める。

 

 

 

貴重な経験の場

中央自動車大学校に通う4年生たちは、昨年出場したシエラJB74を一度バラバラにし補強を加えながら…、今年の仕様にマシンを仕上げた。
AXCRに関わる経験は厳しいけれど、今後の生徒たちの人生の大きな糧となるはずだ!

 

 

昨年の雪辱をねらう
SpringRoad GEOLANDAR Rally Team Japan

GEOLANDARがサポートする、もう一つの有力チームが「SpringRoad GEOLANDAR Rally Team Japan」、昨年に引き続きの出場だ。ドライバーは冨山巧大選手、コ・ドライバーは松原圭蔵選手が務める。出場車両はジムニーJB23だ。
 
JB23はサスペンションをFOXをメインにチューニング、トランスファーを扱いやすく壊れにくいJA11のものに換装するなど、昨年の経験から得たノウハウが各所に生かされている。もちろんタイヤはGEOLANDAR M/T G003、サイズは205R16C(6PR)をチョイスしている。
 
「G003はハンドリングがリニアで、運転しやすいのが特徴なんです」と冨山選手。
 
「昨年は2人でドライバーを交代しながら走っていましたが、今年は冨山選手にはドライバーに専念してもらいます。今年こそ壊さず走り切ることが目標です!」と松原選手はキッパリ。
 
昨年は総合36位で完走した二人だが、今年はもっと上位に食い込んで欲しい!

 

力を合わせて上位入賞を!

昨年は2人でドライバーを交代しながら走ったが、今年は冨山選手(左)がドライバーに徹する。2年目のコンビに期待大だ!
(文章:高坂義信/写真:水島 仁)

 

GEOLANDAR公式サイト

https://www.y-yokohama.com/brand/tire/geolandar/