BFG Mud-Terrain T/A KM2

2012.10.31

    • タイヤ
    • Jeep

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相棒・ラングラーJKと出かける
漢のひとり遊び…

憧れのジープに〝マッテレ〟の組み合わせ

ウィークデーを仕事で忙しく過ごす僕にとって、楽しみのひとつであり最良の息抜きとなるのが愛車でのドライブだ。そんな僕の愛車はジープ・ラングラーアン リミテッド。子供のころからジープに憧れ、結婚するまではラングラーTJに乗っていたが、妻と子供のことを考えると2ドアモデルだと色々と不具合があった ため、今まではよく云うミニバンに乗っていた。しかし、ジープラングラーがJKへとモデルチェンジ、そして4ドアモデルであるアンリミテッドが登場してか ら、僕の中にしまいこんでいたジープへの憧れが日に日に大きく膨らみ、ついには大爆発! 意を決しての購入へと踏み切ったのだった。

 

日々ジープへの憧れを募らせる中で、理想のカスタマイズ象が僕の中で出来上がりつつあったのだが、それは若干のリフトアップにマッドテレーンT/A KM2、通称マッテレを履くこと。僕がジープに惹かれだした’80~’90年代、アメリカンジープに数多く装着されていたのがマッテレだった。ホワイトレ ターを見せつけながらブイブイ言わせてオフロードを駆け抜けていくジープ達のカッコ良さは子供ながらにしっかりと覚えていた。そんなこともあり、わがラン グラーJKにはBFグッドリッチのマッドテレーンT/A KM2を装着。ホワイトレターも外せないポイントだ。サイズはノーマルの車高でギリギリ履ける285/70R17サイズをチョイスした。リフトアップも考 えたが、子供がまだ小さいこともありファミリーカーとしての使い勝手を考えるともう少し先のビジョンになりそうだ。

 

そんな愛車JKを駆って、今日は「漢のひとり遊び」に出かけることにした。仕事でひとつ大きなプロジェクトを終えた僕へのご褒美!? として、妻と子供にちょぴり僕のワガママを聞いてもらい久々にひとりの時間を満喫…というわけだ。で、漢のひとり遊びって何をしたの? といえば、独身時代に嗜んでいたMTBとカヌー。このふたつを楽しみにとある河原へとJKを走らせた。

 

ブロックパターンに似合わない滑らかな走り

僕が四駆から離れている間にBFGのマッドテレーンT/A KM2はモデルチェンジを受けて、より洗練されたルックスに生まれ変わっていた。新しいマッドテレーンT/A KM2は、トレッドパターンのカッコ良さから多くのファンを獲得したと聞いていたが、ニューマッテレを目の前にしてそれも納得。大きめのブロックが作り出 すトレッドパターンがJKの四駆らしさをより際立たせ、アグレッシブな雰囲気に。何より直感的にカッコいい。この感覚、結構重要だったりする。タイヤは単 に走りの性能を変えるだけではなく、クルマの印象を大きく変えることのできるアイテムということだ。走りの面でも大きな変化がもたらされたようで、見た目 から想像するより乗り心地がだいぶソフトになっている。特に装着後初めて走ったオンロードではその静粛性と走りの滑らかさに驚かされた。ゴツゴツした感じ はなく、タイヤノイズも全く気にならない。ファミリーカーとしての役割を担っているJKだけに、このあたりはとても重要なポイントなのだ。そしてなによ り、今日みたいな遊びに出かける道中で走りに気を使うようでは目的地に到着するまでに疲れてしまいアクティビティを本気で楽しめなくなってしまう…。

 

今回の道中、一般道や高速道路、連続するコーナリングなど様々なシチュエーションでもJKの走りに全く不安はなかった。特に、高速道路での静粛性と安定 感、コーナリングのグリップ感はマッドタイヤを履いていることを忘れてしまうほどスムーズ。ハイトのあるタイヤにも関わらずこの安定感、ん~なかなかい い。

 

これぞマッテレの真骨頂!

目的地の河原には砂利、マッド、サンドと様々なシチュエーションが用意されていた。もちろん、自然が創りだしたものだが…。実際のところこのJKでオ フロードを走るのは初めてだったのだが、いざ歩みを進めてみればオンロードとなんら変わらぬ安定感で先述のような地形をクリアしカヌーを下ろすポイントへ と辿りつけたのだ。一箇所、砂地に足をすくわれそうになったがそれは僕のミス。四駆へとシフトすることで難なく抜け出すことができた。やはり四駆は頼りに なる。このタイヤ、マッド系の性格付けとはいえコンパウンドは柔らかめのものもを使用しているとのこと。オンロードでの快適性に寄与する部分も大きいと思 うが、河原のロックステージ(大袈裟かな?)でちょっと大きな岩を乗り越える際にも絶妙なグリップを発揮。しっかりと岩の表面を捉えてJKを方向付けする ことができた。サイドウォールまで回りこんだブロックパターンはJKの四駆らしさを強調するだけでなく、タイヤのサイドウォールを守りながら岩に食いつき トラクションを稼いでくれる優れものだ。次回はぜひオフロードコースに足を運んで、このJKとマッドテレーンT/A KM2の本領を発揮させてみたい。

 

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次回は家族でJKを楽しみたい

さて、河原に着いてまずひと息。ルーフからMTBを降ろし、カヌーを組み立て遊びの準備に取り掛かる。まずはMTBから楽しむことにするか! 久々に感じる風を切って走る感覚は実に気持ちがいい。同じような地形を走ってみても、JKとはまた違った楽しみがあり、必死でペダルを漕いで自分の力だけ で前に進むということで得られる達成感は大きいものだ。カヌーもしかり。河の流れに身を任せるもよし、流れに逆らって走ってみるもよし、MTB& カヌーともに自然を相手にしながらとても充実&贅沢な時間を過ごすことができた。

 

JKにマッドテレーンT/A KM2を装着して初の遠出となったが、高速道路を含むオンロード、そしてオフロードでもマッドテレーンT/A KM2は文句なしの走りを見せてくれた。これなら安心して何処へでもJKと出かけられる。特にオンロードではマッドタイヤを履いているとは思えない静粛性 能を発揮。例えば乗用車からの乗り換えでも何ら問題なく乗り続けられるはずだ。

 

今回は愛車JKと「漢のひとり遊び」にでかけ、十分な鋭気を養うことができた。次回の休みは、僕のワガママを聞いてくれた妻と子供を連れてロングドライブ へと出かけてみたいと思う。実は、タイヤを交換したことはまだナイショなのだが、どんな反応を示すか楽しみなところ。彼女はJKの運転も好きみたいだし、 「今日は運転よろしく!」といきなりステアリングを握らせて感想を聞いてみるのも面白いかもしれないな。

 

急な水たまりでも問題なし。排水性能が高いため、深度のある水たまりでも勢い良く走らせることができる。

急な水たまりでも問題なし。排水性能が高いため、深度のある水たまりでも勢い良く走らせることができる。

 

ルーフからJKとは別の愛車を降ろすの図。久々のMTBドライブにに心も踊る。

ルーフからJKとは別の愛車を降ろすの図。久々のMTBドライブにに心も踊る。

 

自然をダイレクトに感じることができるMTBは、JKを走らせる楽しみとは別の感覚を感じることができる。

自然をダイレクトに感じることができるMTBは、JKを走らせる楽しみとは別の感覚を感じることができる。

 

玉砂利が敷き詰められた河原でもグリップのシッカリ感は失われていない。大きめの岩を超える際には、表面を掴むような食いつき感が感じられた。

玉砂利が敷き詰められた河原でもグリップのシッカリ感は失われていない。大きめの岩を超える際には、表面を掴むような食いつき感が感じられた。

 

マッドテレーンT/A KM2のオンロードでのグリップと静粛性は、オールテレーンタイプにも引けを取らないレベルだった。

マッドテレーンT/A KM2のオンロードでのグリップと静粛性は、オールテレーンタイプにも引けを取らないレベルだった。

 

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取材協力:タイガーオート
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日本が四駆ブームにまだ久しいころからJeepを取り扱ってきた老舗。新車の販売からカスタムパーツの販売&取り付けなどを行っているオーナーそれぞれがクルマに対しする思いを実現するカスタマイズを提案してくれる。