BRIDGESTONE DUELER A/T 001
2017.2.27
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タイヤ
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トヨタ
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様々な路面での走破性と快適性を両立
〜ブリヂストン デューラーA/T 001
低燃費性にもこだわった
オールラウンドプレーヤー
ブリヂストンの4×4 & SUV専用タイヤブランド「DUELER(デューラー)」シリーズ。
その中核を担うAT(オールテレーン)タイヤが、実に14年ぶりのフルモデルチェンジを遂げた!
コンセプトはこれまで以上の全ステージパフォーマンス、そして低燃費性能をはじめとしたエコ性能の充実だ。
14年ぶりに登場したデューラーのA/T
転がり抵抗の軽減で燃費向上にも期待!
現在、4×4&SUVと呼ばれるクルマたちが、まだ四輪駆動車などと称された時代から、その専用タイヤブランドとしてユーザーたちをバックアップしてきたブリヂストン「デューラー」シリーズ(かつてはデザートデューラー、マッドデューラーなどという名称だった…)。現在、同シリーズはオンロード&コンフォート指向の「H/L」、オン&オフロード指向の「A/T」、そしてオフロード指向の「M/T」と、ラインアップを揃えているが、その中でも中核を担う「A/T」…オールテレーンタイヤが今回、14年ぶりにフルモデルチェンジを遂げることになった。
新たにリリースされることになったのは、「デューラーA/T 001(ゼロゼロワン)」。従来のATタイヤが「デューラーA/T 694」なので、この001という名称には原点回帰とか、新しいスタートとか、そんな意図が見え隠れしているように思われる。開発にあたっては、オールテレーン=オールステージタイヤに求められる「様々な路面での走破性」、「主にオンロードで求められる低燃費性能」、そして「十分なトラクションを持続的に発揮するための高いライフ性能」にこだわり、それを実現したという。サイズラインナップは全18サイズ。SUVというより、偏平率の大きい本格4×4向けのものが中心で、純正サイズはもとより、カスタム車でも選びやすいLT規格サイズも一部、用意されている。
さて、ではその実力のほどは? さっそくクリーンディーゼルエンジン搭載のランドクルーザー・プラド(サイズは純正の265/65R17)に装着し、様々なシーンを走ってみよう。空気圧は車両指定の前後220kPaに設定している。
市街地からワインディング、高速走行と、まずオンロードで試してみて印象的だったのは、純正タイヤに匹敵するほどの快適な走りだ。80km/h程度の走行でもタイヤノイズはまったく気にならず、ディーゼルながらプラドの静粛性の高さも相まって、同乗者との会話も小さな声で十分。また発進時は、クリープからのひと転がりが、むしろ純正より軽い感じ。これは転がり抵抗の小ささ、つまり低燃費性能の高さを物語るものだろう。
もちろん、かといってコーナリング時の踏ん張り感、グリップ力の安心感は格別だ。オフロードをも鑑みたオールテレーンタイヤながら、ワインディングでの操縦性の高さは純正以上とはっきり言える。
そしてオフロード性能について、まずダートではオンロードの快適さがウソのような、力強いトラクションを見せる。直進性の高さや、コーナリング時の安定感、そしてミューの低い路面を蹴り返すグリップ感は、同じデューラーのM/Tを彷彿させる。
また林道走行など荒れた路面をトレースするような走りでも、サイドウォールがたおやかに衝撃を吸収。長距離ツーリングでも疲労を防いでくれるはずだ。
(文章:高坂義信/写真:難波 毅、取材協力:群馬トヨタ・RVパーク)
新技術満載の次世代ATタイヤ
走りのポテンシャルだけでなく、耐摩耗性や低燃費性といったエコ性能の向上もデューラーA/T 001の進化のポイントだ。まずトレッドゴムは「ナノプロ・テック」を新配合して、転がり抵抗を従来のデューラーA/T 694に比べ18%も低減。またセンターとショルダーのブロック幅を見直した専用最適配置ブロックにより、トレッドの剛性を最適化。耐摩耗性は、やはり従来の694より11%、向上している。もちろん特徴的なトレッドパターンも、足もとの力強さを演出するに十分なのだ。
◆お問い合わせhttp://tire.bridgestone.co.jp/dueler/at001/index.html
<SPECIAL THANKS>
優雅さと力強さを両立
今回デューラーA/T 001を組み合わせたホイールは「MKW MK56」。オンロード、オフロードを問わずしっくりくる鮮美かつワイルドなデザインは、まさにオールテレーンにふさわしい足もとを演出してくれる。
http://www.mkw-japan.com/