Rubber Sole「GEOLANDAR X-AT」

2020.3.19

    • タイヤ
    • スズキ


ジムニー&軽トラサイズも登場!
オン&オフに万能な “エクストリームAT”

“ホビータイヤ戦略” を展開するヨコハマタイヤが、
ジオランダーシリーズで強化したのは「Xシリーズ」。
すでにジオランダーX-MTやX-ATといったエクストリーム系タイヤが
リリースされているが、
今回、X-ATに待望のジムニーサイズが登場した!

 

全地形 “エクストリーム”な「X-AT」
195サイズでジムニーの走りも強化

ジオランダーの新シリーズとして注目を集めている「Xシリーズ」。マッドテレーンのエクストリームモデルである「ジオランダーX-MT」、オンロードのスペシャリティー「ジオランダーX-CV」など、従来モデル以上に趣味性の高い、魅力的な展開を図っている。
 
そんなXシリーズのオールテレーンモデルとして、昨年夏リリースされたのが「ジオランダーX-AT」。オールテレーンとマッドテレーンの中間的なキャラクターで、ルックスはワイルド、乗ってみるとしなやかで快適。4×4らしいワイルドなルックスにはこだわりたいけど、マッドテレーンの乗り心地を考えると…、そんな悩みを持つユーザーにこそ選んで欲しい性能を満たすタイヤとして開発されたものだった。
 
ただ、惜しむらくはそのサイズ設定。最小サイズでもLT265/75R16と、SUV系やジムニーといった小~中型車には無縁。せっかくオンロードの快適性を充実しているのに、ちょっともったいなくはないか?
 
が、そこはユーザーマインドを捉えたサイズラインナップで知られるジオランダー。今回、待望のジムニーサイズ “195R16C” や、ジムニーシエラ他、ミドルクラスSUVに履けそうな “LT235/70R16” が設定された! そしてさらには軽トラサイズも…。さっそく195サイズをジムニーJB64に履かせ、様々な路面を走ってみよう。
 
ちなみに195サイズはリフトアップしたジムニーを想定しているが、実は今回のJB64はノーマルサスペンション/ノーマル車高。それでもオフロードにおいてサスペンションが目一杯ストロークしても、どこも干渉はなし。つまり、ノーマルサスでも十分履けてしまうサイズだ、ということをまず確認しておこう。
 
高速道路や街中など、いわゆるオンロードの走りは快適そのものだ。純正タイヤから履き替えた直後は、さすがにワイルドなルックス、トレッドブロックの並びだけに、少しゴツゴツした感じはあるが、しばらく乗っているとまるで気にならなくなる。むしろスムーズな乗り心地や、しっかりしたハンドリングに好意を覚えるはずだ。
 
一方、オフロードでのトラクション感は高く、路面によってはマッドテレーンに匹敵するほど。ちょっと速めのダートでも小気味いい身のこなしを見せるし、湿った黒土のモーグルのグリップは、マッテレと対等に走れるほどのパフォーマンスを見せてくれた!
(文章:高坂義信/写真:山岡和正)

 

今回は少し湿った黒土、赤土路面のモーグル地帯を走ってみた。オールテレーンタイヤにはかなり厳しい条件だったが、登りや斜面をソツなく走ってみせる。ジムニーのブレーキLSDが効き出すと、マッドテレーンのようにしっかり路面を捉えてくれた。

 

オンロードでの操縦性の高さは、通常モデルである「ジオランダーA/T G015」に近い、小気味いいハンドリングを見せる。エア圧はC規格(コマーシャル車用)タイヤということもあり2.0kgfに設定したが乗り心地も上々。
さらに高速道路のクルージングでは、オールテレーンそのもののパフォーマンス。ロードノイズや振動のようなものはまったく感じることなく、しなやかに駆けてくれる。ルックスはかなりアグレッシブだが、これならドレスアップ派もツラくない!

 

ダートでの小気味いいハンドリングは、このX-ATの大きなアドバンテージのひとつだ。タテ方向、ヨコ方向ともグリップレベルが高く、安定した走りが期待できる。もちろん、荒れた路面に安心して踏み込んで行けるのもありがたい!

 

 

 

 

 

摩耗寿命・耐久性をさらに向上

ダイナミックショルダーブロック、アグレッシブセンターブロックなど、ワイルドなルックスを呈すトレッドデザインだが、ロードノイズの抑制や快適な乗り心地の実現、さらに強力なトラクションを生み出すポイント。トリプルポリマーブレンドのコンパウンドは、耐摩耗性の高さと長寿命性に貢献。

X-ATのさらなる特徴が、左右でデザインの異なる “デュアルサイドブロックデザイン”。

 

145R14C 軽トラサイズにも注目!

今回、ジオランダーX-ATには、さらに軽トラック対応サイズも登場した! 農作業したり、林道を走ったり…悪路で働くことの多い軽トラだが、いままではM+S系では、農作業向けの商用パターンのタイヤしか選択肢がなかった。だから、このX-AT「145R14C」の登場は、趣味というより、仕事で乗っている方に何より朗報。ただし純正(145R12)サイズよりタイヤ外径は50mmあまり大きいので、装着には車高アップ等のモディファイが必要だ。

 

 

GEOLANDAR 公式サイト

https://www.y-yokohama.com/brand/tire/geolandar/