YOKOHAMA GEOLANDAR I/T-S 175/80R16
2010.10.26
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タイヤ
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スバル
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同じ銘柄のタイヤでも、軽クラス用のナローなサイズでミドルクラス用同等のパフォーマンスを発揮するのは難しい。ジムニーとのマッチングを確認するためジオランダーI/T-Sをスタッフカーに履かせ、冬の長野へと出掛けてきた。
日常的な扱いやすさも超一流
スタッドレスはスパイクタイヤと違い、接地面積が広いほど性能が発揮されやすい。軽自動車用サイズの場合トレッド幅が狭く、グリップやトラクションが得にくいはずだ。そのあたり、175/80R16サイズのI/T-Sではどう味付けされているのか。
スタッフカーで長野に出掛けたのは、I/T-S発売から間もない今年2月のこと。残雪スノーアタックのつもりだったが一般道に雪は一切なく、林道に入って シャーベット状の雪が残る…といったコンディションだった。前述のプラドのようにサラサラした雪を蹴散らして…という爽快なスノードライブではな かったが、このようなコンディションの方がむしろ一般的かもしれない。
林道には何本かの轍が残っていたが、ジムニーの場合、トレッドが合わない。ラインを外すとステアリングが取られやすいシチュエーションだが、I/T-Sを 履いての第一印象は「直進性が素晴らしく高い!」だった。ラフにアクセルを扱うと当然スリップを誘発するが、一度走り始めてしまえば、タイヤが横にズレる ことは極めて少ない。またブレーキを踏んでもキチンと真っ直ぐに止まってくれる。轍のある積雪路でも安心してアクセルが踏めるトレース性能の高さだ。
実は今回のツーリング、2台のジムニーで出掛けたのだが、林道の途中で一台が隠れた側溝に落ち、スタックする…というアクシデントに見舞われた。本来 ならレスキューするクルマにチェーンを履かせるべきだが、I/T-Sのポテンシャルを確かめるため敢えてノーチェーンのままトライ。数回のチャレンジの 後、見事救出に成功した。直進安定性ばかりでなく、じんわり強いトラクションを掛けるようなシーンも得意としていることを確認できた。スノーアタックのよ うなシチュエーションでも大いに期待が持てる。
また、ジムニー純正の175/80R16サイズばかりでなく、カスタマイズ用の大径サイズをラインナップしているのも4×4マーケットを熟知したジオランダー・ブランドらしいところだ。
コアなジムニー・ユーザー向けの新サイズ!